じゃがいもの収穫時期で失敗しないために、土の中が見えなくても3つの合図で見極めるポイントをまとめたタイトルスライド 。

※本ページはプロモーションが含まれています 収穫時のトラブル・疑問

失敗しない!じゃがいもの収穫時期とサインを見極めるコツ

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こんにちは!家庭菜園で色々な野菜や季節の花を育てるのが大好きな私ですが、

土の中で育つじゃがいもは、いつ掘り起こせばいいのか毎回本当にドキドキしますよね。

じゃがいもの収穫時期やサインについて、単なるカレンダーの目安ではなく、

今まさに自分の畑で育っている作物が本当に収穫できる状態なのか、

不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

土の中が見えないからこそ、試し掘りの正確なやり方や収穫前の葉の状態の変化、

花が咲いたときの対処法など、栽培中のちょっとした疑問がたくさん湧いてきますよね。

また、採り遅れなどの失敗を防ぐコツや、

長持ちさせる保存方法、種類別や品種別の特徴、

さらには梅雨の影響など、収穫の前後に知っておきたいポイントも盛りだくさんです。

この記事では、そんな皆さんの疑問に寄り添い、

安全でおいしいお芋をたっぷり収穫するためのヒントをまとめてお伝えしていきますね。

本文中でご紹介する、じゃがいも栽培の収穫〜保存フェーズを劇的に楽にしてくれるアイテムたちを表にまとめました。

ご自身の栽培規模に合わせて、ぜひ取り入れてみてくださいね。

おすすめアイテム主な用途・特徴価格帯の目安私のイチオシポイント
穴掘り専用ガーデングローブ試し掘り・小規模収穫約1,000円〜2,000円指先の硬い爪で土をサクサク掘れる!お芋を傷つけない必須アイテム。
ステンレス製 小型移植ごて試し掘り・ピンポイント作業約800円〜1,500円目盛り付きで深さがわかりやすく、錆びにくいので長く使えます。
ホンダ 小型耕運機(プチな等)畝立て・大規模な収穫補助約50,000円〜60,000円高価ですが、梅雨入り前の時間との勝負に圧倒的な威力を発揮します!
多段式・折りたたみ干し網キュアリング(日陰干し)約1,500円〜3,000円省スペースで風通し抜群。緑化を防ぎながら効率よく乾燥できます。
国産桐製 高級野菜ストッカー長期冷暗所保存約8,000円〜15,000円究極の調湿・遮光性能。こだわりのじゃがいもを長く美味しく保つ逸品。

この記事で分かること

  • 葉の色や茎の倒れ方など視覚的な収穫タイミングがわかる
  • 花摘みの必要性や試し掘りの正しい手順が理解できる
  • 梅雨や気候に合わせた種類別の収穫スケジュールが立てられる
  • 採り遅れのリスクや緑化を防ぐ正しい保存方法が身につく

最適なじゃがいもの収穫時期とサイン

じゃがいもの収穫時期で失敗しないために、土の中が見えなくても3つの合図で見極めるポイントをまとめたタイトルスライド 。

じゃがいもを美味しく大きく育てるには、地上部の変化をしっかり観察することが大切ですね。

ここでは、植物の成長メカニズムに基づいた具体的なサインや、気候や品種ごとの目安について、

私が普段意識しているポイントを詳しく解説していきます。

土の中の様子を想像しながら、ご自身の畑のじゃがいもと照らし合わせてみてくださいね。


葉の状態から読み解く枯れ具合

じゃがいもの葉の7〜8割が黄色く枯れ、茎がパタッと倒れた状態を示す収穫のサイン 。緑色のうちは未熟で皮が薄く、茎が倒れると栄養供給終了の合図となる 。

緑から黄色への変化を見逃さない

じゃがいもの収穫時期を見極める上で、一番わかりやすくて確実なサインとなるのが

「葉っぱや茎の枯れ具合」ですね。

土の中のお芋(塊茎)が十分に大きくなると、

地上部の葉っぱが一生懸命光合成で作った栄養を地下に送り届けるという大切な役割が終わりに近づきます。

その最もわかりやすいサインが、茎や葉の「黄変」と「萎れ」なんです。

春先にはあんなに青々として元気いっぱいだった葉っぱが、全体の約7割から8割くらい黄色く枯れ上がってきて、

水分が抜けたように茎がだらりと倒れ伏す状態になったら、

それはもう地下への栄養供給がストップした証拠かなと思います。

この状態になれば、これ以上お芋が劇的に大きくなることはないので、

いよいよ収穫のベストタイミングだと判断できますよ。


枯れるまで待つメリット

家庭菜園を始めたばかりの頃は、「せっかく緑色なのに枯れちゃうの?」

と少し不安になるかもしれませんが、

これは植物としての自然なライフサイクルなので安心してくださいね。

むしろ、まだ葉っぱが緑色で元気なうちに焦って掘り起こしてしまうと、

お芋が未熟で皮が薄く、保存がきかない状態になってしまいます。

農家さんによっては、次の作付けの準備やスケジュールの都合で、

あえて緑色の状態で茎を刈り取り、未成熟な状態で収穫を行うケースもあるそうです。

でも、私たちのような家庭菜園では、基本的にしっかり全体が黄色く枯れるまでじっくり待つことで、

お芋が熟してホクホク感が増し、自己防衛能力が高まって長持ちしやすくなります。

土の中の様子は見えなくても、植物はちゃんと地上部から「もう準備OKだよ!」というサインを送ってくれているんですね。

毎日の水やりや畑のチェックの時に、葉っぱの色の変化をぜひじっくり観察してみてください。


花の有無が生育に与える影響

薄紫色のじゃがいもの花 。花に取られる栄養はごくわずかであるため無理に摘み取らなくても良く、花よりも葉の枯れ具合を信じるという説明 。

じゃがいもの花に栄養は奪われる?

「花が咲かないけど大丈夫?」「花は摘んだ方がいいの?」というのは、

家庭菜園あるあるの疑問ですよね。トマトやナスのような同じナス科の野菜だと、

花や実に栄養を取られないように早めに摘み取るのが一般的です。

そのため、じゃがいもでも同じように気を使う方が多いのですが、

実はじゃがいもに関してはあまり心配いらないんです。

最新の農業データや植物生理学の研究なんかを見ても、

じゃがいもの開花や結実に使われるエネルギーの量はごくわずかだと言われています。

広い葉っぱで行われる光合成のエネルギー生産量に比べたら、ほんの少しなんですね。

だから、そのまま花を咲かせておいて、万が一緑色の小さな実がついたとしても、

土の中のお芋の育ち具合や最終的な収量に悪い影響が出ることはほとんどありません。

家庭菜園の規模なら手でポキッと摘むのも簡単ですが、無理に摘花しなくても大丈夫かなと思います。


花が咲かない品種もある

むしろ、お花が咲くのは「順調に生育の中期フェーズに進んだ証拠」としてポジティブに捉えていいかなと思います。

じゃがいもの花は白や薄紫色、ピンク色など、品種によって色とりどりでとっても可愛いんですよ。

ちなみに、品種やその年の気象条件によっては、

まったく花が咲かないまま立派なお芋ができることも多々あります。

例えば、プランター栽培で人気の特定品種などは、花が咲かなくても地下で元気に育っていることが多いです。

ですので、花が咲いたかどうかという表面的なことよりも、

植え付けからの経過日数や、先ほどお話しした「葉の枯れ具合」をしっかり観察することの方がずっと大切です。

お花が終わって数週間経ち、葉っぱが黄色くなり始めた時が、

本当の収穫へのカウントダウンの始まりですね。


種類別で異なる生育日数の目安

春植えじゃがいもの標準的な収穫の目安である、植え付けから約90日〜100日経過のサインを示すカレンダー 。北海道と九州など地域によって時期が異なるため注意が必要 。

春植えと秋植えのスケジュールの違い

じゃがいもは原産地であるアンデス山脈のような冷涼な気候を好むので、

お住まいの地域の気候によって「春作(春植え)」と

「秋作(秋植え)」の栽培サイクルが明確に変わってきます。

これを知っておかないと、植え付けや収穫のタイミングを見誤ってしまう原因になります。

日本の栽培体系では、春に植えて初夏に収穫するパターンと、

夏の終わりに植えて初冬に収穫するパターンに分かれます。

私がよく目安にしている気候区分別のスケジュールを分かりやすくまとめてみましたので、

参考にしてみてくださいね。

地域区分春作(春植え)植え付け春作(春植え)収穫秋作(秋植え)植え付け秋作(秋植え)収穫
北海道・東北(寒冷地)4月下旬 〜 5月中旬8月 〜 10月気象条件により不可気象条件により不可
関東・東海(中間地)2月下旬 〜 4月中旬5月下旬 〜 7月上旬8月下旬 〜 9月上旬11月中旬 〜 12月上旬
関西・九州など(暖地)2月中旬 〜 3月下旬5月下旬 〜 6月下旬8月下旬 〜 9月下旬11月下旬 〜 12月頃


じゃがいも前線を意識しよう

春植えの場合、一般的には植え付けからおおよそ90日〜120日(平均して約100日程度)が標準的な収穫のタイムラインになります。

面白いことに、九州などの暖かい地域から順番に収穫のピークが北上していく

「じゃがいも収穫前線」なんて言葉もあるくらいなんですよ。

暖かい地域で早く収穫された皮の薄いお芋が、スーパーで「新じゃが」として並び始めます。

中間地・暖地エリアでも、このスケジュール感をベースに毎年の計画を立てています。

逆に、北海道のような寒冷地では秋植えは寒すぎてできないため、

春に植えて秋に収穫する年1回の栽培が基本です。

ご自身の住んでいる地域の気候区分と照らし合わせて、大まかなカレンダーを意識しておくことが、

収穫のサインを見逃さないための第一歩かなと思います。


品種別の休眠期間と保存の適性

早生品種と晩生品種の選び方

じゃがいもには世界中で2000以上、日本国内の身近なものだけでも約20種類もの品種があります。

そして、それぞれの品種の遺伝的な個性によって、

育つまでの期間(早晩性)や、収穫してから次に芽が出るまでの「休眠期間」がまったく違うんです。

これを知っておくと、栽培のスケジュール管理やその後の保存計画がグッと楽になるんですよ。

たとえば、「男爵」や「キタアカリ」のような早生品種は、

植え付けてから比較的短い期間で収穫期を迎えます。

そのため、後で詳しくお話しする「梅雨回避戦略」において、

雨が続く前にサッと収穫を終わらせたい時にとっても頼りになる選択肢ですね。

一方で「メークイン」のような中生品種は少し時間がかかりますが、

中心に空洞ができにくいという嬉しいメリットがあったりします。


休眠期間が保存期間を決める

さらに重要になってくるのが「休眠期間」の長さです。

せっかくたくさん収穫しても、あっという間に芽が出てシワシワになってしまっては悲しいですよね。

品種によって保存できる期間が大きく変わります!

人気の「インカのめざめ」などは、休眠期間が約30日と極端に短いため、

常温で置いておくとすぐに芽が出てしまいます。お芋の栄養が芽に取られてしまうので、

早く食べ切るか冷蔵保存が必須です。

逆に「とうや」や「十勝こがね」「シンシア」といった品種は休眠期間が極めて長く、

年末から翌春にかけての長期保管を前提とする作型において真価を発揮します。

自分がどんなペースで消費したいのか、どれくらい保存したいのかを逆算して栽培する品種を選ぶことが、

高度な家庭菜園を楽しむための絶対条件かなと思います。


確実な試し掘りの正しいやり方

収穫の7〜10日前に茎から15〜20cm離して優しく1株だけ試し掘りし、指でこすって皮が剥けなければ合格というサイン 。

一気に掘り起こすリスクを回避する

地上部の葉っぱが黄色く枯れてきて「そろそろ収穫のサインかな?」と思っても、

いきなり畑全体のじゃがいもを一斉に掘り起こすのはちょっとリスキーですよね。

地表からの観察だけでは、土の中のお芋が本当に大きくなっているのか、

皮がしっかり硬くなっているのかを完全に把握することはできません。

そこで私が強くおすすめしたいのが、

不確実性を排除して最適なタイミングを見極めるための「試し掘り」です。

本番の収穫予定日の7日から10日前に第1回目を実施し、

状況を見て必要なら2〜3日前に最終確認を行うという段階的なアプローチが一番確実で失敗がないかなと思います。

育ち具合にバラつきがある場合は、成熟が進んだ株から順番に収穫していくこともできますよ。


お芋を傷つけない掘り方の手順と便利アイテム

試し掘りの具体的なやり方には、少しだけ慎重さが求められます。

まず、株の真下を狙うのではなく、茎の根元から15cmから20cmほど離れた位置の土を対象にします。

ここで大きなスコップや鍬をいきなり土に突き刺すのは厳禁です!

大切なお芋を真っ二つに切ってしまったり、傷をつけてしまう危険性が高いからです。

私はいつも、土を優しく掘り返すために指先に硬い爪がついた穴掘り専用のガーデングローブを愛用しています。

これがあると、手探りでお芋の感触を確かめながら掘れるので、傷つける心配が激減します。

また、少し深く掘る時には目盛り付きで錆びにくいステンレス製の小型移植ごてがあると、

深さを測りながら丁寧に土を崩せるので本当に便利ですよ。

お芋が顔を出したら、皮を指で軽くこすってみて、

ペロッと剥がれずにしっかり厚く硬化していればOKサインです!

まだピンポン玉くらい小さかったり、皮が簡単に剥がれるようなら、

そっと土を戻してもう1週間ほど待ってあげてくださいね。


梅雨入り前を収穫の目安にする

晴れたじゃがいも畑と雨の畑の比較 。じゃがいもは湿気が大の苦手であり、土が濡れていると腐りやすくなるため、梅雨の晴れ間を狙って収穫する重要性を解説 。

じゃがいもは極端な湿気が大の苦手

じゃがいもの収穫タイミングを決める上で、植物の熟度サインと同じくらい、

いやそれ以上に重要視しなければならないのが

「収穫当日の気象条件」と「畑の土壌水分量」です。

原産地が乾燥した高地であるじゃがいもは、本当に湿気が苦手な作物なんですね。

土が過湿状態(泥でビショビショの状態)の時に収穫を行うと、

その後の保存中に深刻な品質劣化や腐敗を連鎖的に引き起こしてしまいます。

収穫作業は、必ず「晴天が2日以上継続し、土壌が深部まで十分に乾燥している日」を選んで行うのが大原則です。


梅雨と収穫時期が重なるジレンマ

関西エリアや、関東以西の中間地・暖地での春作の場合、

収穫期である6月中旬から7月上旬が、

日本の特有の気象現象である「梅雨」と完全に重なってしまうという構造的な悩みがあります。

湿った土からの掘り起こしは皮を傷つけやすく、

その傷口から「軟腐病」などの土壌細菌が簡単に入り込んでしまいます。

梅雨の長雨による過湿と急激な気温上昇が組み合わさると、

お芋が土の中でドロドロに溶けて悪臭を放つ原因にもなります。

したがって、春植えにおいては「長雨が本格化する前に完全に掘り上げる」というタイムマネジメントが至上命題になります。

広めの畑で手作業だと時間がかかって梅雨入りに間に合わない!

という場合は、少し高価ですがホンダの家庭菜園用小型耕運機のようなパワフルな機械を導入するのも一つの手です。

畝立てや土寄せから、収穫後の土作りまで驚くほど時短になるので、

天候との勝負になるじゃがいも栽培では心強い投資になるかなと思います。


失敗を防ぐじゃがいもの収穫時期とサイン

ここからは、収穫のタイミングを逃したり、

掘り起こした後の処理を間違えたりした時に起こる「失敗」について深く掘り下げてお話しします。

数ヶ月に及ぶ栽培の集大成であるじゃがいもを、最後まで安全に、

そして美味しくいただくためには、収穫直後からの管理プロセスも非常に重要になってきます。


採り遅れの失敗が招く生理障害

じゃがいもの採り遅れは失敗のもとであり、巨大化しすぎると中心に空洞ができたり、実割れや二次成長の原因になるため、欲張らず適切なタイミングで掘り上げるという注意喚起 。

大きさを欲張ることで起きる中心空洞

「もう少し土に置いておけば、もっと大きなお芋が収穫できるかも!」

と欲張ってしまったり、天候不順で収穫作業を遅らせてしまう「採り遅れ」は、

実はじゃがいも栽培において多大なリスクをはらむ行為なんです。

地上部が枯れて栄養供給がストップした後も、長期間お芋を土の中に放置し続けると、

物理的・生理学的な障害の引き金になってしまいます。

採り遅れによって発生する最も代表的なトラブルが「中心空洞(空洞果)」という症状ですね。

これは、お芋が急速かつ過剰に大きくなる過程で、

内部の細胞分裂のスピードが外周部の成長に追いつけず、

組織が引き裂かれて真ん中に大きな空洞ができてしまう現象です。

特に、夏の高温乾燥が続いた後に大雨が降り、急に土に水分が供給されてお芋が急膨張した時や、

2Lサイズ以上の大玉になった時に発生しやすくなります。

「大きくなるまで待つ」という行為は、直接的にこの空洞リスクを高めてしまうんです。


実割れや二次成長などのトラブル

他にも、皮の成長が内部の膨張に耐えきれずにパックリと裂けてしまう「実割れ」や、

高温環境下での窒素肥料の効きすぎ、

あるいは乾燥後の降雨によってお芋の表面にこぶ状の突起ができる「二次成長」といったトラブルも、

収穫の遅れによって引き起こされることが多いです。

二次成長したお芋は見た目は悪いですが、食べること自体は可能です。

ただ、土の温度が上がって湿った状態が続くと、

軟腐病などのバクテリア感染が急速に広がる危険性もあります。

最適なサインを見逃さずに、適切な時期でスパッと収穫を決断することが何より大切ですね。


失敗しないための収穫後の乾燥

収穫直後のじゃがいもを傷の修復のために半日ほど日陰で乾かしている様子 。直射日光は緑化して毒素が出る原因になるため避け、表面が乾いてから保存へ移す 。

キュアリング(乾燥処理)の重要性

じゃがいもの栽培は、土から掘り出した瞬間に完了するわけではありません。

むしろ、収穫直後のデリケートなお芋をどう扱うかが、その後の運命を大きく左右します。

土から掘り出したばかりのじゃがいもは、微小な擦れや根っこを切った傷口から水分が逃げやすく、

とても傷つきやすい脆弱な状態にあります。

そのため、掘り上げたらまずは風通しの良い日陰に並べ、

数時間から半日ほど表面の水分を飛ばす「キュアリング(乾燥処理)」を行うことが不可欠です。

このプロセスを踏むことで、皮の表面の細胞がコルク化して細かい傷が自然に塞がり、

外部からの病原菌の侵入を物理的にブロックしてくれます。


緑化と有毒成分の発生リスク

しかし、この乾燥作業において絶対にやってはいけない最大のタブーが

「直射日光に長時間当てること(天日干しのやりすぎ)」なんです!

強い光に当たると、じゃがいもの皮の細胞が反応して葉緑素が作られ、

お芋全体が緑色に変色する「緑化」という現象が起きてしまいます。

この緑化は、ソラニンやチャコニンといった有毒成分(天然毒素)が急激に作られてしまうという、

とても怖いサインでもあります。

(出典:農林水産省『ジャガイモによる食中毒を予防するために』)

※ここでお伝えする有毒成分や健康リスクに関する情報はあくまで一般的な目安です。未熟な小イモや緑化したじゃがいもを食べると、腹痛やめまいなどの食中毒を引き起こす危険性があります。安全に関する正確な予防情報は必ず公的機関の公式サイト等を確認し、最終的な判断は専門家にご相談くださいね。

効率よく日陰で乾燥させるには、多段式で通気性抜群の折りたたみ干し網ネットなどを活用すると、

場所も取らず下からの風通しも確保できるので非常におすすめです。


長期保管に適した正しい保存方法

段ボール箱に入ったじゃがいものイラスト 。光の当たらない7〜10度の涼しい場所や冷蔵庫の野菜室での保存を推奨し、チルド室は味が落ちるため注意が必要という解説 。

冷蔵庫の野菜室が理想的な環境

無事に乾燥プロセスを終えたじゃがいもを、数ヶ月にわたって品質を維持したまま長持ちさせるためには、

お芋の呼吸量を抑えることと、温度・湿度の厳密なコントロールが要求されます。

よくやりがちな失敗として、

通気性のないビニール袋に密閉して放置してしまうことがありますが、これは絶対にNGです。

酸欠と自己呼吸による結露を引き起こし、あっという間に腐敗(軟腐病など)を誘発してしまいます。

理想的な保存環境は、直射日光や蛍光灯の光が一切届かない「冷暗所」で、

温度帯は2℃から15℃、最も推奨されるのは「7℃から10℃前後」の環境です。

ご家庭であれば、この適正温度帯を維持しやすい冷蔵庫の「野菜室」がベストチョイスかなと思います。

通常の「冷蔵室(設定温度3〜6℃)」での保存は、

温度が低すぎるためにでんぷん質が還元糖へと急激に分解される

「低温糖化(低温障害)」を引き起こしてしまいます。

これが起こると、フライドポテトなどに加工した際に著しく焦げやすくなるほか、

ホクホクとした食感の劣化を招いてしまうんです。


高級保存箱で長期保存をワンランクアップ

逆に保存温度が15℃を超えてしまうと、今度は休眠が打破されて発芽が急速に進み、

内部の養分が芽の成長に使われてお芋自体がシワシワに萎縮してしまいます。

たくさん収穫できて冷蔵庫に入りきらない場合は、段ボール箱に新聞紙を敷いて保存するのも手ですが、

より長く美味しく保ちたいなら調湿・防虫効果に優れた国産桐製の高級野菜ストッカーを使うのが断然おすすめです。

少しお値段は張りますが、呼吸する天然木が常に最適な湿度を保ち、

光を完全に遮断してくれるので、じゃがいもだけでなく玉ねぎなどの根菜類の保存にも一生モノとして大活躍してくれますよ。

もし長期保存の過程で芽が出始めてしまった場合は、

お芋の貴重な養分が奪われるのを防ぐために定期的に点検を行い、

芽を物理的にポロッと掻き取る「芽かき」作業を徹底してみてくださいね。


じゃがいもの収穫時期とサインの総括

葉が黄色く枯れているか、植え付けから約100日経ったか、試し掘りで皮が厚くなっているかという3つのサインで総合的に判断し、土が乾いている日を選ぶというまとめ 。

3つのサインを総合的に判断する

ここまで、「じゃがいも 収穫 サイン 時期」というキーワードを軸に、

数ヶ月に及ぶ栽培の集大成である一大イベントを大成功させるための数々のポイントをお伝えしてきました。

じゃがいもの最適な収穫時期の判断は、

単に「植え付けから約100日」というカレンダー上の

機械的な数字に頼るものではないことがお分かりいただけたかなと思います。

地上部の葉っぱや茎の黄変・枯死という植物が発するライフサイクルの転換サインを見逃さないこと。

地下の塊茎の外皮がしっかり硬くなっているかを確認する「試し掘り」という直接的な検証を行うこと。

そして、大敵である梅雨や長雨を回避するための緻密な気象チェックと土壌水分のコントロール。

これら3つの高度な評価基準を総合的に判断することで、初めて正確な収穫タイミングが決定されます。

自分で土の匂いを感じながら掘り出した、黄金色のホクホクじゃがいもの美味しさは、

家庭菜園ならではの最高の贅沢ですよね。

ぜひ今回ご紹介したサインや便利グッズを参考に、適期を逃さず、

美味しくて安全なじゃがいもをたくさん収穫してくださいね!皆さんの畑でも大収穫になることを、心から応援しています。

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