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じゃがいもは収穫後すぐ食べられる?掘りたての毒・食べごろ・保存方法を解説

家庭菜園でじゃがいもを掘ったばかりだと、「これって今日すぐ食べて大丈夫?」「何日か置いたほうがいいのかな?」と迷いますよね。

結論からいうと、十分に育ったじゃがいもで、芽や緑色になった部分などに問題がなければ、収穫したその日に食べることはできます。

「収穫直後だから危険」というわけではありません。

注意したいのは、家庭菜園では市販品と違い、未熟なじゃがいもや、土から露出して光に当たったじゃがいもが一緒に収穫されることがある点です。

さらに、芽や緑色になった部分には、ソラニンやチャコニンと呼ばれる天然毒素が多く含まれることがあります。

そのため、安全に食べるポイントは「収穫してから何日経ったか」よりも、食べる前にじゃがいもの状態を確認できているかです。

特に、緑色になっている部分は周囲も含めて深めに取り除き、芽が出ている場合は芽の根元とその周囲までしっかり取り除きます。

家庭菜園で育てたじゃがいもが未熟かどうか不安な場合は、無理に皮ごと食べないことも大切ですよ。

この記事では、「じゃがいもは収穫後すぐ食べられる?」という疑問から、掘りたてを食べる前の判断基準、芽や緑化した部分の処理、食べごろ、収穫後の乾燥、保存方法まで順番に解説します。

たくさん収穫して食べきれない場合に、何を優先して保存すればよいのかも分かるようにしています。

先に結論|収穫したじゃがいもはどうすればいい?

  • 掘ったその日に食べる:十分に育ち、芽・緑化・強い苦味などの異常がなければ食べられます。
  • 芽がある:芽だけでなく、芽の根元と周囲を含めてしっかり取り除きます。
  • 皮が緑色:緑色の部分がなくなるまで深めにむき、広範囲に緑化している場合は無理に食べない判断も必要です。
  • ほかより明らかに小さい:大きさだけでは未熟か判断できませんが、家庭菜園では未熟な可能性を考え、皮ごと大量に食べるのは避けます。
  • すぐ食べない:直射日光を避けて表面を乾かし、暗く・涼しく・通気性のよい場所で保存します。

掘りたてのじゃがいもは異常がなければ収穫当日に食べられることを示した解説


じゃがいもは収穫後すぐ食べられる?まず確認したい答え

じゃがいもは収穫後の日数ではなく芽や緑化など安全な状態を確認することが重要という解説


「じゃがいもは収穫後すぐ食べられるのか?」という疑問に対する答えは、状態に問題がなければ、掘ったその日に食べることができます。

安全のために「収穫してから必ず○日寝かせないと食べられない」というものではありません。

むしろ確認したいのは、収穫日からの日数ではなく、そのじゃがいもが十分に育っているか、光に当たって緑色になっていないか、芽が出ていないかといった状態です。

市販されているじゃがいもは、生産・選別・流通の工程を経て売り場に並びます。

一方、家庭菜園では、大きく育った芋と小さな芋が同時に掘れたり、土寄せが足りず一部が地表に出ていたりすることがあります。

この違いがあるため、「採れたてだから全部そのまま皮ごと食べよう」と判断するのではなく、一個ずつ状態を見ることが大切なんですね。


掘ったじゃがいもをすぐ食べる前の3ステップ

  • ステップ1:全体を見る

    緑色になっている部分、傷み、カビ、腐敗、異臭などがないか確認します。

  • ステップ2:芽と皮を確認する

    芽があれば根元と周囲まで取り除きます。緑色の部分は、その色がなくなるまで深めに取り除きます。

  • ステップ3:家庭菜園の小芋は慎重に判断する

    じゃがいもは品種によって大きさが違うため、「小さい=必ず未熟」とは限りません。ただし、同じ株・同じ品種のほかの芋より明らかに小さい場合や、早掘りした心当たりがある場合は注意します。

収穫時期そのものが早かったのではないかと気になる場合は、葉や茎の状態なども含めて判断すると分かりやすいです。


じゃがいも収穫後の毒|ソラニン・チャコニンに注意

じゃがいもの緑色の皮、芽、未熟な小さい芋でソラニンやチャコニンに注意するポイント


家庭菜園のじゃがいもを食べるときに特に気をつけたいのが、ソラニンやチャコニンです。

これらはじゃがいもに天然に含まれるグリコアルカロイドと呼ばれる成分で、とりすぎると食中毒を起こす可能性があります。

「農薬のような外から付着したもの」ではなく、じゃがいも自身が作る成分です。

そのため、表面を水で洗っただけでは対策になりません。

農林水産省では、特に芽とその根元、光が当たって緑色になった皮の部分、家庭菜園などでできた未熟なじゃがいもに注意するよう案内しています。

(出典:農林水産省「じゃがいもによる食中毒を予防するために」


毒素が多くなりやすい部分

  • 芽と芽の根元:芽だけを折って終わりではなく、根元のくぼみと周囲まで取り除きます。

  • 緑色になった皮とその周囲:光が当たったじゃがいもは緑化することがあります。緑色部分は深めに取り除きます。

  • 未熟なじゃがいも:家庭菜園では十分に成熟する前に収穫した芋が混じる場合があるため注意します。

なお、ソラニンやチャコニンは「火を通せば必ず安全になる」という成分ではありません。

農林水産省では、じゃがいもを茹でてもこれらは分解せず、高温で分解が始まる報告はあるものの、通常の加熱によって確実に減らせるとは期待できないとしています。

つまり、「あとでしっかり加熱するから芽や緑色部分を残しても大丈夫」とは考えないほうがよいということですね。


家庭菜園の小さいじゃがいもは皮ごと食べないほうがいい?

「小さな新じゃがなら、そのまま丸ごと皮付きで食べるとおいしそう」と思うこともありますよね。

ただし、家庭菜園では少し慎重に判断したいところです。

まず知っておきたいのは、小さいだけで未熟と決めつけることはできないという点です。

じゃがいもには品種による大きさの違いがありますし、もともと小ぶりの芋ができることもあります。

一方で、同じ品種のほかの芋に比べて明らかに小さいものや、地上部が十分に成熟する前に早掘りした芋などは、未熟な可能性を考えておく必要があります。

農林水産省も、家庭菜園などで作られた未熟なじゃがいもにはソラニンやチャコニンが多く含まれることがあるため注意し、特に皮ごと食べないよう案内しています。

迷う場合は「小さいからかわいいし、そのまま全部食べよう」と攻めるよりも、安全を優先して皮をむき、一度に大量に食べないという判断のほうが安心かなと思います。


大きさだけでなく収穫時の成熟度も見る

家庭菜園では、「いつ掘ったか」という情報も大きな判断材料になります。

同じ品種の多くが十分なサイズになっていて、成熟のサインを確認してから収穫したのか。それとも、まだ株が元気な段階で試し掘りしたのか。

ここまで分かると、単純に直径だけで判断するよりも安全性を考えやすくなります。


緑色になったじゃがいもはどう処理する?

収穫したじゃがいもの一部が緑色になっていたら、そのまま皮ごと食べるのは避けます。

緑色そのものは葉緑素による色ですが、じゃがいもが光に当たって緑化した場所では、ソラニンやチャコニンも増えている可能性があります。

そのため、「緑色は見た目だけの問題」と考えないことが大切です。

収穫前に芋が土から顔を出していた場合だけでなく、収穫後に明るい場所へ置きっぱなしにした場合にも緑化は起こります。

特に、収穫後のじゃがいもを乾かそうとして直射日光へ長時間並べるのは避けたいところです。


緑色部分の安全な取り除き方

皮に緑色になった部分があれば、緑色がなくなるまで深めに皮をむきます。

緑色になった場所だけを表面的に薄く削るのではなく、その周囲も含めて取り除くのがポイントです。

広い範囲が緑色になっていたり、取り除いても不安が残ったりする場合は、無理に食べない判断も大切です。

「せっかく育てたのにもったいない」と感じますよね。

ただ、じゃがいもの天然毒素は目で正確な量を判断できません。少しでも不安が強い芋は、食べ切ることより安全を優先してください。


じゃがいも収穫後の芽は根元と周囲まで取る

「芽は取っているから大丈夫」という方も、その取り方を一度確認しておきましょう。

私も昔は、伸びた芽だけを指でポロッと取れば十分だと思っていました。

ですが、注意したいのは目に見えている芽の先だけではありません。

農林水産省では、芽とその芽の根元に天然毒素が多く含まれるため、芽を根元を含めて完全に取り除き、多少皮より内側の部分も含めて多めに除くよう案内しています。

ピーラーの側面に付いている芽取り部分や包丁を使い、くぼみの表面だけではなく、その周囲まで取るイメージです。

「芽が折れたから終わり」ではなく、根元を見て取り残しがないか確認する。このひと手間が大切ですよ。


じゃがいもの緑色部分は深くむき芽は根元と周囲までえぐり取る正しい処理方法


U字型などの芽取り部分が付いたピーラーがあると作業しやすくなります

じゃがいもの芽を頻繁に処理する方なら、側面に芽取り部分があるピーラーを選ぶと、くぼみに刃先を入れやすくなります。

ただし、道具を使えば安全が保証されるわけではありません。芽の根元と周囲まで十分に取り除けているか、最後は目で確認してください。

※価格・在庫・仕様は変更される場合があります。最新情報は各販売ページでご確認ください。


苦い・えぐい・ピリピリする味は食べ続けない

見た目では問題なさそうに見えても、食べてみて「いつものじゃがいもと違う」と感じることがあります。

特に注意したいのが、強い苦味やえぐ味です。

ソラニンやチャコニンを多く含むじゃがいもでは、苦味やえぐ味を感じることがあります。

そのため、普段のじゃがいもでは感じないような強い苦味、えぐ味、口の中で違和感を覚えるような味がした場合は、「少しくらいなら」と食べ続けないでください。


じゃがいもに強い苦味やえぐ味を感じたら食べるのを中止する注意点


苦味やえぐ味を感じたらどうする?

それ以上食べるのをやめます。

農林水産省では、苦味やえぐ味を感じた場合、じゃがいもだけでなく、一緒に調理した他の食材も含めてそれ以上食べないよう案内しています。

食中毒では、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、めまいなどがみられることがあります。

  • 吐き気・嘔吐
  • 腹痛・下痢
  • 頭痛・めまい

じゃがいもを食べたあとにこうした症状が出た場合は、自己判断だけで済ませず、医療機関を受診してください。

特に症状が強い場合や、お子さんなど体重の軽い方が食べた場合は、早めの対応が大切です。

※ここで紹介している内容は一般的な食品安全情報です。症状がある場合の診断や治療については医療機関に相談してください。


じゃがいもは収穫後すぐ食べるのと保存後でどう違う?

安全性を確認できたら、次に気になるのが「掘りたてと保存したじゃがいもは、どちらがおいしいの?」という点ではないでしょうか。

じゃがいもは、トウモロコシや枝豆のように「収穫直後ほど必ずおいしい」と単純に決められる野菜ではありません。

収穫後も芋の中では変化が続き、保存温度などによってデンプンと糖のバランスも変わります。

そのため、掘りたてには掘りたての魅力があり、保存後には保存後の特徴があります。


状態主な特徴向いている食べ方
収穫直後水分を多く感じやすく、みずみずしい食感を楽しみやすい時期です。蒸す、茹でる、煮物など。家庭菜園の芋は皮や芽の状態を十分確認します。
保存後保存条件によって食感や甘みが変化します。低温では糖が増えることがあります。煮物、蒸し物、ポテトサラダなど。冷蔵した芋を揚げ物・炒め物などの高温調理に使う場合は注意します。

つまり、「収穫後いつが食べごろ?」への答えは一つではありません。

掘りたてのみずみずしさを味わいたいなら状態を確認して早めに食べる。食べきれない分は、適切に乾燥・保存しながら使っていく。

この使い分けが分かりやすいかなと思います。


じゃがいも収穫後はまず表面を乾かす

収穫したじゃがいもをすぐ全部食べない場合は、掘った後の扱いが重要になります。

まずは、傷を増やさないようにやさしく扱ってください。

スコップで大きく切ってしまった芋、皮が大きく傷ついた芋、腐敗が疑われる芋などは、きれいな芋と分けておいたほうが管理しやすくなります。

そして保存する分は、直射日光を避けながら表面を乾かします。

ここで大切なのは、「乾燥させたいから太陽に当てる」のではなく、光を避けながら風を通して表面の余分な水分を飛ばすことです。

収穫したじゃがいもを保存するときは、基本的に水洗いせず、表面が乾いてから余分な土を軽く落とします。

ただし、今日すぐ料理する分まで「絶対に洗ってはいけない」という意味ではありません。長く保存する予定の芋を、収穫直後にまとめて水洗いしないという意味です。


保存するじゃがいもは水洗いせず土を軽く落として日陰で表面を乾燥させる手順


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すでに全部洗ってしまった場合は、「もうダメだ」と捨てる必要はありません。



じゃがいものキュアリングとは?家庭では無理に再現しなくてOK

じゃがいもの保存について調べると、「キュアリング」という言葉を目にすることがあります。

キュアリングとは、収穫時についた小さな傷などの治癒を促し、皮の状態を整えるための収穫後処理です。

イメージとしては、傷の部分に保護層ができていく工程ですね。

ただし、専門的なキュアリングでは温度、湿度、通風などを管理します。

家庭で「高温多湿にすればいい」と考えて、じゃがいもを密閉したり暖かい場所へ置いたりするのはおすすめできません。

湿気がこもれば腐敗の原因になりますし、温度が高すぎれば発芽や傷みも進みやすくなるからです。

家庭では専門設備のキュアリングを無理に再現するより、収穫後に直射日光を避けて表面を乾かし、傷んだ芋を分け、暗く涼しく通気性のよい場所へ移すことを優先すると分かりやすいです。


じゃがいも収穫後の正しい保存方法

表面が乾いたら、保存場所へ移します。

じゃがいもの保存で覚えておきたいのは、「暗い・涼しい・通気性がある」の3点です。

農林水産省では、室温で保存する場合、通気性と遮光性のある紙袋や段ボールを使い、風通しのよい暗所で保存するよう案内しています。

また、20℃以上になると発芽や腐敗が起きやすいため、10℃くらいの涼しい場所が好ましいとされています。

日本の家庭では季節によって10℃前後の場所を確保するのが難しいこともありますよね。

その場合は「数字にぴったり合わせる」ことよりも、家の中でできるだけ涼しく、光が当たらず、蒸れない場所を探し、定期的に芋の状態を確認することが現実的です。


保存の3大原則|遮光・涼しさ・通気

  • 1. 遮光:日光だけでなく明るい場所を避けます。光に当たり続けると緑化する原因になります。

  • 2. 涼しさ:高温になる場所を避けます。暖房の近く、日当たりのよい窓際、夏場の高温になる物置などは注意が必要です。

  • 3. 通気:湿気を閉じ込めないようにします。完全密閉した容器に詰め込むのではなく、空気が動ける状態を作ります。


じゃがいも保存で重要な遮光、涼しさ、通気の3つの原則


小型のデジタル温湿度計があると、保存場所を感覚だけで選ばずに済みます。

玄関、納戸、廊下、ガレージなど、候補が複数ある場合に実際の温度を比較できます。じゃがいも専用品ではないので、すでに家に温度計がある方は新しく購入する必要はありません。


段ボール・紙袋・保存袋はどれがいい?

特別な保存容器がなければ、通気性と遮光性を確保しやすい段ボールや紙袋でも保存できます。

じゃがいもが大量に重なっていると、一個の傷みを見逃しやすくなります。

新聞紙などを間に入れたり、詰め込みすぎないようにしたりすると、状態を確認しやすくなります。

保存中は入れっぱなしにせず、ときどき中を確認してください。

柔らかく崩れているもの、汁が出ているもの、カビや強い異臭があるものが見つかった場合は、ほかの芋と分けます。

段ボール以外で保存したい方に

遮光性と通気性を確保しやすい野菜保存袋・ベジバッグも選択肢です

段ボールを置くスペースが取りにくい場合や、収穫量が多くて小分けにしたい場合には便利です。

選ぶときは「じゃがいもを光から守れること」「空気がこもりにくいこと」「中の状態を定期的に確認しやすいこと」を見てください。完全密閉するタイプより、保存環境に合わせて通気を確保できるものが向いています。

※保存袋だけで長期保存が保証されるわけではありません。保存場所の温度、光、湿気、じゃがいもの状態も定期的に確認してください。


じゃがいもは冷蔵庫に入れてはいけない?

「じゃがいもは冷蔵庫に入れたら絶対ダメ」と聞いたことがある方もいるかもしれません。

ここは少し整理して考えたほうが分かりやすいです。

農林水産省は、じゃがいもは暗くて涼しく通気性がよい場所で保存し、冷蔵庫で保存する必要はないとしています。

特に注意したいのが、冷蔵したじゃがいもを揚げる・炒めるなどの高温調理に使う場合です。

じゃがいもを低温で保存すると糖の濃度が高くなることがあります。

糖が多い状態のじゃがいもを高温で加熱すると、アクリルアミドという物質ができる量が増える可能性があります。


冷蔵したじゃがいもは糖が増えることがあり揚げ物や強い炒め物など高温調理に注意する解説


  • 冷暗所を確保できる:まずは暗く、涼しく、通気性のよい場所で保存する。

  • 冷蔵したじゃがいも:揚げる・強く炒めるなどの高温調理より、茹でる・蒸す・煮るといった調理を選びやすい。

  • 保存場所がかなり高温:無理に常温へ置き続けるのではなく、保存量を減らして早めに消費することも考える。

「常温か冷蔵庫か」の二択だけで考えるのではなく、その後どんな料理に使うかまで考えて保存方法を決めると失敗しにくくなります。


りんごと一緒に保存すると芽が出にくい?断定はしないほうがいい

じゃがいもの保存方法として、「箱の中にりんごを入れると芽が出にくくなる」という方法を見たことがある方もいると思います。

りんごが放出するエチレンとじゃがいもの発芽には関係があり、りんごと一緒に保存した条件で発芽が抑えられた研究もあります。

ただし、この方法は「りんごを1個入れれば必ず長持ちする」というほど単純ではありません。

研究によって条件や結果に違いがあり、りんごと保存した一部のじゃがいもで腐敗が増えた報告もあります。また、果物と一緒に保存しないよう案内している保存情報もあります。

そのため、家庭での基本の保存方法としては、りんご頼みにするよりも、遮光・涼しい場所・通気性・定期的な確認を優先するほうが分かりやすいです。

「りんごさえ入れておけば大丈夫」と安心して、暖かい部屋に長期間置いてしまうほうが失敗につながりやすいので注意してくださいね。


じゃがいもが保存後に甘くなるのはなぜ?

保存していたじゃがいもを食べて、「掘りたてより甘く感じる」と思うことがあります。

その理由の一つが、低温によってじゃがいものデンプンの一部が糖へ変わる現象です。

じゃがいもは収穫した後も呼吸を続けています。

低温環境では糖が増えることがあり、これによって甘みを強く感じる場合があります。

ただし、「甘くなる=保存方法として必ず良い」という意味ではありません。

糖が増えたじゃがいもは、揚げ物や高温の炒め物にすると焦げ色が付きやすくなり、アクリルアミド生成の面でも注意が必要になります。

甘みを感じるじゃがいもは、茹でる、蒸す、煮るなど、比較的高温になりすぎない調理方法へ回すと使いやすいですよ。


収穫後の食べごろとおすすめの調理法

じゃがいもは、収穫直後と保存後で食感や甘みの感じ方が変わります。

そのため、「収穫後すぐ食べるのはもったいない」というわけでも、「掘りたてが絶対に一番」というわけでもありません。

収穫量が多いなら、一部は安全性を確認して掘りたてを楽しみ、残りは保存しながら少しずつ使う方法もあります。


状態特徴おすすめ調理法
掘りたてみずみずしさを感じやすい。家庭菜園では未熟・緑化・芽を特に確認する。蒸しじゃが、煮物、味噌汁、スープなど。皮を使う場合は特に状態をよく確認する。
冷暗所で保存したもの水分やデンプンの状態が少しずつ変化する。煮物、ポテトサラダ、粉ふきいも、スープなど。
低温で糖が増えた可能性があるもの甘く感じたり、高温加熱時に色が付きやすくなったりする場合がある。茹でる、蒸す、煮るなど。揚げ物や強い炒め調理は避ける方向で考える。


冷蔵したじゃがいもを高温調理するときは注意

冷蔵などの低温環境で保存したじゃがいもは、糖が増えている可能性があります。

農林水産省の家庭調理向け情報でも、冷蔵したじゃがいもを炒めると、常温保存したじゃがいもよりアクリルアミド濃度が高くなった実験結果が紹介されています。

そのため、フライドポテトやポテトチップスなど高温になる調理へ使う予定のじゃがいもは、最初から冷やしすぎない保存を意識するのがポイントです。

すでに冷蔵してしまったからといって、じゃがいも自体をすぐ捨てる必要はありません。

煮る、茹でる、蒸すといった調理方法へ切り替えるなど、その状態に合わせて使い分けてください。


じゃがいも収穫後すぐ食べるときによくある疑問

収穫後は何日待てば食べられますか?

状態に問題がなければ、何日も待たずに食べることができます。

重要なのは収穫後の日数ではなく、じゃがいもが十分に成熟しているか、芽や緑色部分などの危険なサインがないかです。

「収穫したばかりだから毒が抜けるまで数日置く」といった考え方ではありません。


掘りたてのじゃがいもはその日に食べてもいい?

十分に育っていて、芽や緑色部分などを適切に確認・処理できていれば、その日に調理できます。

ただし、家庭菜園で早掘りした小芋や、光に当たって緑化した芋を「掘りたてだから新鮮」と考えてそのまま食べるのは避けましょう。


収穫したじゃがいもは皮ごと食べられる?

市販の新じゃがでは皮ごと食べる料理もありますが、家庭菜園では未熟な芋が混じる可能性があります。

緑色部分や芽があるものはもちろん、成熟度に不安があるじゃがいもを皮ごと食べるのは避けたほうが安心です。


収穫した小さいじゃがいもは食べないほうがいい?

小さいという理由だけでは判断できません。

品種によっても大きさが違うためです。

ただし、同じ品種のほかの芋より明らかに小さいものや、まだ成熟していない時期に掘ったものは慎重に扱いましょう。


収穫後のじゃがいもを洗ってしまったら食べられない?

洗っただけで食べられなくなるわけではありません。

ただし、長期保存するじゃがいもを収穫直後に水洗いすると、表面に水分が残りやすくなります。

洗ってしまった場合はしっかり水分を取り、状態をこまめに確認しながら早めに使ってください。



じゃがいもは収穫後すぐ冷蔵庫に入れていい?

通常は、暗くて涼しく通気性のよい場所で保存し、必ずしも冷蔵庫へ入れる必要はありません。

冷蔵すると糖が増えることがあり、その後に揚げる・炒めるなどの高温調理をするとアクリルアミドが増える可能性があります。

保存場所と、あとでどんな料理に使うのかをセットで考えてください。


じゃがいもは収穫後にすぐ食べられる?総まとめ

最後に、「じゃがいもは収穫後すぐ食べられるのか」という疑問について、もう一度ポイントを整理します。

十分に成熟し、芽や緑色部分などを適切に確認したじゃがいもなら、収穫したその日に食べることができます。

大切なのは「何日置いたか」ではありません。

家庭菜園だからこそ、収穫した一個一個を見て、「これは食べてもよさそうか」「これは少し慎重に扱ったほうがよさそうか」を判断することです。


掘りたてを食べる前の最終チェック

  • 緑色の部分はないか?
    → あれば周囲を含めて深めに取り除く。広範囲なら無理に食べない。

  • 芽が出ていないか?
    → 芽の先だけでなく根元と周囲まで取り除く。

  • 明らかに未熟ではないか?
    → 大きさだけで決めず、収穫時期や同じ品種のほかの芋とも比較する。不安なら皮ごと大量に食べない。

  • 苦味やえぐ味がないか?
    → 異常な味を感じたら、それ以上食べない。

  • 保存する分を直射日光に当てていないか?
    → 日陰で表面を乾かし、暗く涼しく通気性のよい場所へ移す。


収穫したじゃがいもを今日食べる場合と保存する場合の安全確認と保存方法のまとめ


掘ったばかりのみずみずしいじゃがいもを食べるのも、保存しながら少しずつ料理に使うのも、家庭菜園ならではの楽しみです。

まず今日食べる分の状態を確認し、食べきれない分だけ保存へ回す。

このシンプルな分け方にすると、収穫したじゃがいもを無理なく使いやすくなりますよ。

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