じゃがいものプランター栽培って、ベランダや玄関先のちょっとしたスペースでもできる家庭菜園の定番ですよね。
私も毎年楽しみにしている作業のひとつです。
でも、「いざ挑戦したけど、収穫してみたら芋が小さい…」「なぜか途中で腐る…」なんて苦い経験、ありませんか?
実は、プランター栽培は、畑でのびのび育つのとは違ってスペースが限られるからこそ、成功させるために知っておきたい「ちょっとしたコツ」が必要なんです。
特に重要なのが、プランターの深さ選び。
そして、培養土の袋で育てる場合の工夫、種芋の準備(切り方や乾燥)、そして収穫量を大きく左右する「芽かき」や「増し土」といった重要なお手入れです。これらが収穫量に直結するんですね。
春植えと秋植えの時期による品種の選び方から、芋が緑色に変わってしまう「緑化」を防ぐ具体的な方法、適切な収穫タイミングまで。
この記事では、私が学んだプランター栽培の基本と失敗しないための対策を、ステップバイステップで詳しくまとめてみました。
これさえ読めば、次こそはホクホクで美味しいじゃがいものゴロゴロ収穫が目指せるかも!
この記事で分かること
- プランター栽培に適した品種選び(春植え・秋植え別)
- 失敗しないためのプランターと土の準備(袋栽培含む)
- 収穫量を増やす「芽かき」と「増し土」の詳しい手順
- 芋が小さい・緑化する(毒素)原因と科学的対策
じゃがいもプランター栽培の始め方

じゃがいも栽培は、広い畑がなくても大丈夫。
深めのプランターひとつあれば、ベランダでも十分に始められます。
でも、手軽だからこそ「準備」が肝心。
成功の鍵は、植え付け前の計画段階にあるんです。
まずは、いつ植えて、どんな道具と品種を選べばいいのか、基本の「き」からじっくり見ていきましょう。
春植えと秋植えの時期

じゃがいも栽培の大きな魅力は、年に2回も植え付けのチャンスがあることですね。
それが「春植え」と「秋植え」です。それぞれ特徴が違うので、ご自身のライフスタイルや環境に合わせて選ぶのがおすすめです。
春植え(植え付け:3月〜4月)
関東基準だと、3月〜4月中旬ごろに植え付けます。
だんだん暖かくなる季節にぐんぐん育ち、収穫は梅雨明け前の6月頃になります。
栽培期間が比較的長めで、選べる品種が豊富なのが最大の魅力です。
「キタアカリ」や「男爵」など、人気の品種の多くは春植えがメインですね。
ただし、梅雨のジメジメした多湿や、その後に続く高温期によって、秋植えよりも病害虫のリスクは少し高まる傾向があるかもしれません。
秋植え(植え付け:8月〜9月)
関東基準だと、8月〜9月ごろ、まだ暑さが残る時期に植え付けます。
収穫は11月〜12月頃。春植えより栽培期間が約3ヶ月と短く、管理がしやすいのが利点です。
気温がだんだん下がっていく時期に生育するため、春植えと比べて病気や害虫の被害が少ない傾向があるんです。
家庭菜園が初めての方には、管理がしやすい秋植えもとってもおすすめですよ。
秋植えの最大の注意点
秋植えは栽培期間が短いのが特徴です。そのため、霜が降りて地上部が枯死してしまう前(11月〜12月頃)に収穫を終える必要があります。
のんびりしていると、芋が大きくなる前に寒さでやられてしまうことも…。
そのため、品種は必ず生育期間の短い「早生品種」(デジマやニシユタカなど)を選ぶのが成功のポイントです。
初心者におすすめの品種

じゃがいもと一口に言っても、食感(ホクホク系・しっとり系)や育てやすさ、収穫量は品種によって全然違います。
栽培時期に合わせて、目的に合った品種を選びましょう。
春植えにおすすめの品種
- とうや: 私も育てたことがありますが、しっとり系の食感で、病気にも強く育てやすい品種です。
生育が早い早生種で、丸くて大粒の芋がゴロゴロ採れやすい傾向があるので、初心者の方に強くおすすめします。
煮崩れしにくいので煮物や炒め物にも万能です。 - キタアカリ: 甘みが強い「クリジャガ」とも呼ばれる、ほくほく系の代表格。男爵よりも甘みが強く、ジャガバターやフライドポテトにすると絶品です。
これも育てやすい品種とされていますね。 - 男爵: 日本のじゃがいもといえばコレ、というくらい昔ながらのほくほく系。
収穫量が多いのが特徴で、粉質なのでコロッケやポテトサラダにするとホクホク感が際立ちます。 - メークイン: しっとり(ねっとり)系の代表格。煮崩れしにくいので、カレーやシチュー、肉じゃがなど、形を残したい料理に最適です。
秋植えにおすすめの品種
秋植えは、とにかく生育期間が短い早生品種が中心です。
- デジマ: 育てやすくて収穫も早い、秋植えの定番品種。初めての秋じゃがいも栽培なら、まずコレを選んでおけば間違いないかも。
- ニシユタカ: これも秋植えの定番。病気に比較的強く、育てやすいとされます。食感はしっとり系で煮崩れしにくいので、煮物やカレーにも使いやすいですよ。
- アンデスレッド: 皮が赤く、果肉が黄色いのが特徴。見た目が華やかなだけでなく、甘みがあって美味しいです。栽培に慣れてきたら、見た目にもこだわるのも楽しいですね。
品種比較(まとめ)
主要な品種の特徴を簡単な表にまとめてみました。
| 品種名 | 主な栽培時期 | 食感 | 育てやすさ | 収穫の特徴 | 適した料理 |
|---|---|---|---|---|---|
| とうや | 春 | しっとり | ◎ 育てやすい | 大粒で多収 | 煮物、炒め物 |
| キタアカリ | 春 | ほくほく(甘) | ○ 育てやすい | 人気種 | ジャガバター |
| 男爵 | 春・秋 | ほくほく | ○ 標準 | 多収 | コロッケ、ポテサラ |
| メークイン | 春 | しっとり | ○ 標準 | 煮崩れしにくい | カレー、肉じゃが |
| デジマ | 秋 | - | ◎ 育てやすい | 早生・秋の定番 | - |
| ニシユタカ | 秋 | しっとり | ◎ 育てやすい | 早生・病気に強い | 煮物、カレー |
プランターの深さとサイズ

プランター栽培で一番大事なのが、実は「プランターのサイズ」、特に「深さ」です。
ここを間違えると、どんなに頑張っても収穫量は期待できません…。
なぜなら、じゃがいもは根っこ(根菜)ではなく、地下にある茎(塊茎)が太ったもの。
そして、植えた種芋の「上」に向かって新しい芋ができるという性質があるからなんです。
つまり、芋が育つスペースと、後で解説する「増し土(つちよせ)」をするための「深さ(空間)」が絶対に必要なんですね。
プランター選びの必須条件
- 深さ: 必須条件として「深さ30cm以上」の深型プランターを選んでください。よくある浅型のプランター(20cm程度)では、芋が肥大する物理的空間が足りず、芋が小さい、数が少ない、芋が地上に出て緑化する、といった失敗に直結します。
- 横幅と株数: 1株あたりの土の量も収穫量を決めます。欲張って詰め込みすぎると、栄養の奪い合いになって一つ一つの芋が小さくなります。目安として、横幅30〜40cmの丸型プランターなら1株。横幅80cm程度の長方形プランターでも2株が限界です。
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土の選び方
土は、市販の「野菜用培養土」を使うのが一番手軽で確実です。
じゃがいもは過湿(ジメジメした状態)が極めて苦手で、芋が腐る最大の原因となります。
そのため、水はけ(排水性)の良い土を選ぶことも非常に大切ですよ。
培養土の袋での育て方

「プランターを置く場所がない…」「もっと手軽に始めたい」という場合は、培養土(20L〜25L程度)の袋をそのままプランター代わりにする裏ワザもあります。私もスペースがない時に時々やりますよ。
必須作業:排水穴
やり方は簡単ですが、絶対に忘れてはいけない作業が一つだけあります。
それは、袋の底(側面の下の方でもOK)に、カッターやキリで排水用の穴をいくつか開けることです。
これを忘れると、水やりの水が袋の底にたまってしまい、プール状態に…。
過湿が苦手なじゃがいもは、ひとたまりもなく腐る原因になってしまいます。
育て方のコツ
袋の上部を開け、縁を外側に数回折り返して、植え付け時の土の高さを調整します。
こうすることで、後の「増し土」のスペースが確保できます。成長に合わせて折り返しを戻しながら土を足していくイメージですね。
ただし、この方法だと、やはり深型プランターでしっかり土壌容量を確保した場合よりは、収穫量は少なくなる傾向があるみたいです。
手軽さを取るか、収穫量を取るか、ですね。
種芋の切り方と乾燥処理

植え付けの準備も大切です。スーパーで売っている食用のじゃがいもは、発芽防止処理がされていることがあるので、必ず「種芋」として売られているものを使いましょう。
まず、種芋を1片が30〜40gくらいになるようにカットします。
ポイントは、芽がたくさん集まっている部分(頂芽)を均等に分けるように縦に切ること。
SSサイズなどの小さな種芋(50g以下目安)は、切らずにそのまま丸ごと使えますよ。
切り口の「乾燥」処理が腐敗を防ぐ
昔は切り口の腐敗防止として、草木灰(そうもくばい)やシリカなどを付けるのが一般的でした。
でも、もっと簡単で効果的な方法があるんです。
それは、切った種芋を「日陰」で2〜3日程度乾かすこと。
表面がカサカサに乾くと、じゃがいも自身が傷口を守るために「周皮(コルク層)」と呼ばれる天然の保護バリアを形成するんです。
この状態にしてから植え付ければ、土の中の雑菌による腐敗をかなり効果的に防ぐことができます。
【秋植えの特例】切らずに丸ごと植える!
秋植えの時期(8月〜9月)は、まだ気温も湿度も高いですよね。
この時期に種芋をカットすると、せっかくの切り口がコルク層を作る前に、高温多湿で腐ってしまうリスクが非常に高くなります。
そのため、秋植えの場合は、種芋を切らずに丸ごと(あるいはSSサイズの小さい種芋を選んで)植えるのが強く推奨されています。
植え付けの深さと向き
植え付け方にも、後の管理作業(特に増し土)を楽にするための、計算された「技術」があります。
- プランターの底に鉢底石を敷き、培養土を入れます。(袋栽培の場合は不要)
- 土の表面から深さ約10cmの位置に種芋を置きます。
- その上に、6cmほどの土をふんわり被せます。
「あれ? 10cmの深さに植えたのに、土は6cm?」と思いましたか?
そうなんです。これがミソで、あえて約4cmの「くぼみ」(ウォータースペース兼増し土スペース)を作っておくんです。
こうすることで、初期の芽出しを助けつつ、後の「増し土」作業がすごく楽になります。
この時点でプランターの縁ギリギリまで土をパンパンに入れてしまうと、増し土ができず、芋が日光に当たって緑化する失敗につながっちゃいます。
種芋の向きと株間
- 向き(カットした場合): 切り口を「下」に向けて植えます。切り口が下にある方が、水がたまりにくく腐りにくいと言われています。
- 向き(丸ごとの場合): 芽がたくさん出ている方を「上」にして植えます。
- 株間(複数植える場合): 種芋同士の間隔は、約20cmはしっかり空けましょう。
じゃがいもプランター栽培の管理と失敗対策

植え付けが終わったら、いよいよ栽培管理のスタートです。
水やりはもちろんですが、プランター栽培の収穫量を増やし、失敗を防ぐためには、畑での栽培とはまた違う「3つの重要作業」があります。
これをサボると「芋が小さい…」「緑色になって食べられない…」なんてことに。
よくある失敗例とその科学的な対策と合わせて、管理のコツを詳しく解説しますね。
芽かきをしないとどうなる?

植え付けから3週間ほど経つと、種芋からニョキニョキと芽がたくさん出てきます。
これを「かわいいなぁ」とそのまま放置しておくと、大変なことになります。
芽かきをしないと、栄養がすべての芽に分散してしまい、収穫できる芋が小さく・少なくなります。
1つの種芋から出た芽は、すべてその種芋の栄養を使って成長します。
たくさんの芽を育てるために栄養が使われてしまい、肝心の芋(新しい地下茎)を大きくするための栄養が足りなくなっちゃうんですね。
また、株元が茂りすぎて風通しが悪くなり、蒸れて病気や害虫の原因にもなります。
芽かきのやり方
- 時期: 芽が10cm程度に伸びた頃がベストタイミングです。植え付けから約3週間〜1ヶ月後が目安ですね。
- 残す芽: 元気で太い、生育の良い芽を1〜2本だけ選びます。プランター栽培は土の量が限られるので、私は確実に大きな芋を狙うために1本に絞ることも多いです。
- 抜き方: (1)まず、残す芽の株元(土)を、種芋が動かないように手でしっかり押さえます。
(2)次に、取り除く芽の根本を持ち、真上に引き抜くのではなく、ゆっくりと左右に振りながら(ねじるように)引き抜きます。
ハサミは厳禁!
芽かきをハサミで切って済ませてしまうと、その切り口から雑菌が侵入し、株全体が病気になる可能性があります。
面倒でも、必ず手作業で抜き取りましょう。途中で折れてしまっても、無理に土を掘り返さず、また伸びてくるのを待って再度作業すれば大丈夫です。
芽かきが終わったら、残した芽が倒れないよう、すぐに1回目の「増し土」を行います。
増し土のタイミングと回数

「増し土(ましつち)」または「土寄せ(つちよせ)」は、プランター栽培における最重要管理作業と言っても過言ではありません。
これを怠ると、芋が緑化して食べられなくなる(毒化する)という致命的な失敗に直結します。
なぜ増し土が必要なの?
- 緑化(毒)を防ぐため
これが最大の目的です。
じゃがいもは、芋が地表に露出し日光(紫外線)に当たると緑色に変化します(緑化)。
この緑の部分には「ソラニン」という天然の有毒物質が生成されてしまい、食中毒の原因となります。
増し土は、芋にしっかり土を被せて日光を遮り、この緑化を防ぐために絶対に必要です。 - 芋が育つスペースを作るため
先ほども触れましたが、新しい芋は、種芋から伸びる茎(ストロン)の先に、種芋の「上」にできます。土を増やしていく(盛っていく)ことで、芋が大きく育つための物理的なスペースを確保してあげるんです。 - 茎の安定(倒伏防止)
伸びてきた茎を土で支え、風などで倒れる(倒伏)のを防ぐ役割もあります。
増し土のタイミング(3回法)
プランター栽培では、畑のように株元に土を「寄せる」というより、上から新しい土を「足していく」イメージです。タイミングは大きく3回あります。
- 1回目: 芽かきと同時(植え付け約1ヶ月後)
芽かきを終えたら、残した芽の株元に追肥(化成肥料など)を施し、プランターの高さの1/3程度まで土を足します。
下の葉が土に埋まってしまっても全く問題ありません。 - 2回目: 植え付け約1ヶ月半後
茎が伸びてきたら(草丈30cm目安)、再度追肥を施し、プランターの高さの2/3程度まで土を足します。 - 3回目: 植え付け約2ヶ月後
最後の仕上げです。プランターの縁から1cm下(水やりのためのウォータースペース)まで、しっかり土を足します。
この時点で、芋が土の中に完全に隠れている状態を目指します。
水やりで芋が腐る原因

じゃがいもは基本的に「乾燥を好み、過湿を嫌う」という、ちょっとデリケートな性質があります。
南米アンデスの乾燥した高地が原産だから、とも言われていますね。
そのため、水のやりすぎは、芋が腐る最大の原因になります。
特に、花が咲き、地中で芋が本格的に大きくなり始める時期は「過湿厳禁」です。
この時期に土がいつもジメジメしていると、芋が酸素不足で呼吸できなくなったり、土壌中の病原菌が繁殖したりして、
気づいた時にはブヨブヨに腐っていた…なんて悲劇も。
水やりの基本は、「土の表面が乾いたら、プランターの底から水が出るまでたっぷり与える」。
そして、次また表面が乾くまで待つ(乾かし気味に管理する)。
このメリハリが、健全な芋を育てる上でとても大事ですね。
芋が小さい、緑化する失敗
「一生懸命お世話したのに、収穫したらガッカリ…」というプランター栽培でよくある失敗。
その原因は、だいたいこれまで解説してきた「準備」と「管理作業」のどこかに隠されています。
よくある失敗 診断チャート
- 症状: 芋が小さい・少ない
- 原因: (1)プランターが小さい(浅い)、(2)芽かき不足(栄養分散)、(3)収穫が早すぎる
- 対策: (1)深さ30cm以上の鉢を使う、(2)芽かきは1〜2本に徹底する、(3)葉が枯れるまで待つ
- 症状: 芋が緑色になる(緑化)
- 原因: 増し土(土寄せ)不足。芋が地上に露出し、日光に当たったため。
- 対策: 芋が絶対に露出しないよう、複数回(最低2〜3回)しっかり土を被せる
- 症状: 茎葉だけ茂って(暴れて)芋ができない
- 原因: 肥料の「窒素(チッソ)」が多すぎた。日照不足も一因。
- 対策: 追肥で窒素(N)を与えすぎない。肥料のバランス(N-P-K)を見直す。日当たり6時間以上の場所で管理する
- 症状: 芋が腐る
- 原因: 水のやりすぎ(過湿)、土の水はけが悪すぎる
- 対策: 水やりは「表面が乾いてから」。排水性の高い土を使う。プランターの排水穴を確認する
特に注意!「緑化」とソラニンの危険性
失敗の中でも、特に「芋が緑色になる(緑化)」は、安全に関わるため絶対に避けなければなりません。
じゃがいもは日光に当たると、皮(やその下)に「ソラニン」や「チャコニン」という天然の有毒物質を生成します。
これは、じゃがいも自身が動物などから食べられないようにするための防御反応なんですね。
これらを一定量以上摂取すると、吐き気や腹痛、めまいなどの中毒症状を引き起こす可能性があり、特に学校菜園や家庭菜園での発生事例が報告されています。
もし緑化してしまった芋があった場合は、その部分は厚く(緑色が見えなくなるまで)皮をむくか、全体的に緑がかっている場合は食べずに処分してください。
安全に関わることなので、ここは特に注意が必要です。
正確な情報については、上記のような専門機関のサイトなども合わせてご確認ください。
ちなみに、プランター栽培では害虫の被害も出ることがあります。
特にテントウムシダマシ(28個の斑点がある害虫)は葉を食害します。
見つけ次第、手や粘着テープで捕殺するのが安全です。
害虫対策については、「テントウムシダマシの駆除と予防策」の記事でも詳しく解説しているので、よかったら参考にしてください。
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収穫時期のサインと保存方法

いよいよ栽培の最後のステップ、感動の収穫です! でも、焦りは禁物。
収穫のタイミングと、その後の保存方法が、じゃがいもを長く美味しく楽しむために重要です。
収穫時期のサイン
収穫のベストタイミングは、地上部の葉や茎が全体的に黄色くなり、自然に枯れてきたらがサインです。
葉が枯れ始める=芋の肥大が完了した、という合図なんですね。まだ葉が青々としている(光合成をしている)うちに収穫すると、地中の芋がまだ未熟な場合があります。
未熟な芋は日持ちせず、味も落ちるため、焦らず、しっかり枯れるまで待つのが美味しく収穫する最大のコツです。
収穫後の処理と保存方法
収穫した後の「ひと手間」が、保存期間をグッと変えます。
長期保存のコツ
- 【重要】洗わない: 収穫した芋は、絶対に水で洗わないでください。水分が付くとそこから腐敗が始まってしまいます。
- 乾燥させる(キュアリング): 土がついたまま、収穫したその場で(または雨なら軒下など日陰で)20〜30分程度、芋の表面をしっかり乾燥させます。
これで芋の皮が強くなり、保存中の腐敗を防ぐ効果があります。 - 光を避けて冷暗所で保存: 保存中に日光が当たると、そこでも緑化(毒化)が始まり、芽も出やすくなってしまいます。
日の当たらない、涼しく、風通しの良い(通気性が良い)場所がベストです。
段ボール箱やコンテナ、あるいは新聞紙に包むなどして光を遮断して保存しましょう。
じゃがいもプランター栽培成功のコツ

最後に、じゃがいも プランター栽培を成功させるための「3つの誓い」を、私なりにまとめてみます! 色々解説しましたが、突き詰めるとこの3つかなと思います。
プランター栽培 成功の3か条
- 「深さ30cm以上」のプランターをケチらない!
芋が育つ「空間(土壌容量)」が収穫量を決めます。浅い鉢では絶対に成功しません。 - 「芽かき」と「増し土」は絶対にサボらない!
芽かきは芋を「大きく」するため、増し土は芋の「緑化(毒化)」を防ぐため。どちらも必須作業です。 - 「水のやりすぎ(過湿)」に細心の注意を払う!
土が乾いてからたっぷり、のメリハリが芋の腐敗を防ぎます。特に芋が育つ時期は乾かし気味なくらいが丁度いいです。
プランターという限られた環境ですが、これらのポイントさえしっかり押さえれば、初心者の方でもホクホクで美味しいじゃがいもを、ご家庭で収穫できるはずです。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
土の再利用と病害虫について
一度じゃがいも(ナス科の植物)を栽培した土には、「そうか病」などの病原菌やセンチュウが残っている可能性があります。
連作(続けて同じ土で育てること)は避け、もし土を再利用する場合は、夏場に黒いビニール袋に入れて直射日光に当て、太陽熱で消毒するなどの対策が必要です。最も安全なのは、新しい培養土を使用することですね。
また、アブラムシなどの害虫予防としては、コンパニオンプランツ(マリーゴールドなど)を一緒に置くのも、手軽な予防策としておすすめですよ。






