トマトの葉が丸まる原因と対策、枯れるサインか生理現象かを解説するタイトルスライド

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トマトの葉が丸まる原因とは?枯れる前の対策を徹底解説

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こんにちは、家庭菜園を楽しんでいる皆さん。

大切に育てているトマトの葉が急にくるくると巻き込んでしまうと、

もしかして枯れる前兆ではないかとすごく不安になりますよね。

プランターや地植えなど、栽培環境によっても葉が上向きに丸まったり下向きに垂れたりと、

症状は本当にさまざまです。

ネットの知恵袋などでも、サビダニ被害との見分け方や、一度丸まった葉の復活期間、

あるいはその葉や実が安全に食べられるのかといった影響について、

たくさんの悩みが寄せられているのを目にします。

実は、葉が丸まる原因の多くは水や肥料のトラブルといった生理的なもので、

早めに対処すれば十分に元気を取り戻してくれる可能性が高いんです。

この記事で分かること

  • 水不足や肥料のやりすぎなど葉が丸まる主な要因と具体的な対処法
  • 害虫被害や病気など放置すると危険な症状の正しい見分け方
  • プランター栽培と地植えにおける環境ごとのトラブルの違い
  • 丸まった葉や実の安全性と収穫物の品質に与える影響

トマトの葉が丸まる原因と基本的な対策

葉が丸まるのはトマトからのSOSのサインであり、必ずしも枯れるわけではないことを示すイラスト

まずは、どうしてあんなに綺麗だった葉っぱが不自然に丸まってしまうのか、

その根本的な理由と、私たちがすぐにできる基本的な対応についてお話ししますね。

トマトの葉が丸まる原因を知ることで、焦らずに適切なケアができるようになりますよ。


葉が上向きに丸まるのは枯れる前兆か

水不足や乾燥、高温が原因で葉が上向きに丸まる症状と、たっぷり水やりをして日差しを和らげる対策

日差しが強い日や、プランターの土がカラカラに乾燥しているときに、

トマトの葉が上向き(V字型)にくるっと丸まっているのを見つけると、

「このまま枯れてしまうのでは…」とすごくヒヤッとしますよね。

でも、安心してください。

これは多くの場合、直ちに枯れる前兆ではなく、トマト自身が過酷な環境から身を守ろうとしている健気な自己防衛反応なんです。

植物は普段、根っこから吸い上げた水分を、

葉の裏側にある「気孔」という小さな穴から水蒸気として空気中に逃がす「蒸散」を行っています。

これは人間が汗をかいて体温を下げるのと同じ仕組みですね。

しかし、真夏の猛暑で日差しが強すぎたり、土の中の水分が足りなくなったりすると、

根から吸い上げる水分量よりも、葉から蒸発していく水分量の方が多くなってしまいます。

このままでは体内の水分が空っぽになって干からびてしまうため、

トマトは慌てて気孔を閉じ、さらに葉を上向きに丸めることで、太陽の光が当たる面積を物理的に小さくしようとします。

つまり、水分の過剰な蒸発を防ぐためのサバイバル術というわけです。

上向きに丸まる時の対策と水やりのコツ

土の表面が白っぽくしっかり乾いているのを確認してから、鉢底から水が勢いよく流れ出るまで、

たっぷりと水やりをしましょう。表面だけを濡らす「ちょこっと水やり」は、根が深く張らない原因になります。

とはいえ、夏場は日中お仕事に出かけていたり、旅行に行ったりして、こまめな水やりが難しいことも多いですよね。

水切れを何度も繰り返すとトマトに致命的なダメージを与えてしまいます。

そこでおすすめなのが、私も愛用している自動水やり機です。

初期費用は少し掛かりますが、スマホ連動で外出先からも水やりが制御できる高機能なタイマーは、

猛暑の枯れ防止に絶大な威力を発揮します。

これ一つで水やりのプレッシャーから完全に解放されるので、費用対効果は抜群かなと思います。

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また、強烈な直射日光を和らげるために、農業用のしっかりとした遮光ネットを張るのも非常に効果的です。

安価なものより、熱を反射する機能がついた高品質なネットを選ぶと、株元の温度上昇を劇的に抑えることができますよ。

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肥料過多で下向きに巻く時の復活期間

窒素過多など肥料のやりすぎが原因で葉が下向きに丸まる症状と、追肥をストップして水を多く与える対策

葉が上向きではなく、下向き(内側)に向かってくるくると強く巻き込んでいる場合は、

水不足ではなく「肥料のやりすぎ」、特に葉や茎を育てる「窒素成分」の過剰が疑われます。

家庭菜園の現場で一番多い失敗パターンで、いわゆる肥料焼けや、メタボリックな肥満状態(木ぼけ)ですね。

「もっと大きく育てたい」「たくさん甘い実を収穫したい」という愛情の裏返しで、

元肥や追肥をドバッとたくさんあげてしまうのが主な原因です。

植物にとって窒素は成長に欠かせない栄養素ですが、必要以上に吸収してしまうと、

トマトは花を咲かせて実をつける「生殖成長」よりも、

ひたすら自分の葉と茎を巨大化させる「栄養成長」ばかりにエネルギーを使ってしまいます。

症状としては、一番上の新しい葉っぱ(生長点)が異常に濃い、どす黒いような緑色になり、

表面がボコボコと波打ってきます。

さらに茎が本来の丸みを失って平べったくいびつに歪んだり、

ひどい時には急激な成長に耐えきれず茎に縦の亀裂が入ったりすることもあるんです。

肥料過多の注意点と厄介なところ
一番厄介なのは、一度トマトが吸い上げてしまった肥料成分を、

人間が直接抜き取ってあげることはできないという点です。

そのため、完全に元の平らで柔らかい葉に戻るまでの復活期間は非常に長くかかるか、

一度丸まった葉は一生そのままの形で終わることも多いです。

対策としては、まず予定していた追肥のスケジュールを完全にストップしてください。

プランター栽培の場合は、鉢底から大量の水が抜け出るまで何度もたっぷりと水を与え、

土の中に残っている余分な肥料成分(硝酸態窒素など)を物理的に洗い流すという荒療治が有効です。

成長点の色が少し薄くなり、新しく出てきた葉が正常に開くようになるまで、

ただ、目分量で肥料を管理するのは熟練の勘が必要で、本当に難しいですよね。

私も過去に何度も肥料過多で失敗してきました。

そこで導入したのが、土の中の肥料濃度(EC値)や水分、酸度(pH)を正確に数値化してくれるプロ仕様のデジタル土壌センサーです。

少々高価なアイテムですが、これを使うようになってから

「今、土の中にどれくらい肥料が残っているか」が手に取るように分かり、

肥料焼けによる失敗がゼロになりました。

本気で美味しいトマトを毎年安定して収穫したい方には、絶対に損をさせない必須の投資アイテムだと思います。

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プランターと地植えでの発生要因の違い

プランター栽培での水切れと、地植えでの肥料過多という栽培環境による注意点の違い

トマトを育てている環境がプランターなのか、

それとも畑などの地植え(露地栽培)なのかによっても、

葉が丸まるトラブルの発生要因には明確な違いが現れます。

それぞれの環境の特性を深く理解しておくことで、未然にトラブルを防ぐことができますよ。

まずプランター栽培の場合ですが、こちらは圧倒的に「水」に関するトラブルで葉が丸まりやすくなります。

プランターは土の量が絶対的に限られているため、真夏のカンカン照りの日には、

朝にたっぷり水をあげても半日で土の奥まで完全に乾ききってしまうことが珍しくありません。

そのため、前述した水分ストレスによる「上向きの丸まり」が日常茶飯事のように起こります。

さらに、コンクリートの上に直接置いていると照り返しで鉢の中が蒸し風呂状態になり、

根が煮えてダメージを受けてしまうこともあります。

すのこやレンガの上に置いて風通しを良くするなどの工夫が必須ですね。

逆に、乾燥を恐れるあまり毎日ダラダラと水を与え続けると、常に土が湿った状態になり、

土の中の空気が押し出されて根が呼吸できなくなります。

これが「根腐れ」を引き起こし、水を吸えなくなって葉が萎れて丸まる原因にもなります。

一方、地植え(露地栽培)の場合は、土の量も無制限に近く、

根を地中深くまで広く張ることができるため、プランターほど極端な水切れによる葉の丸まりは起きにくいというメリットがあります。

しかしその反面、地植えで最も気をつけなければならないのが「肥料」と「土壌病害」によるトラブルです。

植え付ける前に「土をフカフカにしよう」と牛糞堆肥や化成肥料を大量にすき込みすぎてしまうと、

定植した直後からトマトが栄養を吸いすぎてしまい、窒素過剰による「下向きの丸まり」や「茎の異常肥大」が多発します。

また、地植えでは降雨によって土の跳ね返りが起きやすく、

土の中に潜んでいる糸状菌(カビ)や細菌が葉の裏に付着して深刻な病気を引き起こすリスクも高まります。

マルチングフィルムをしっかりと張って泥はねを防ぎ、

事前の土作りでは肥料を「少なめ」に設定して、実がつき始めてから少しずつ質の良い液肥などで補っていくという、

引き算の管理が成功の秘訣かなと思います。


厄介なサビダニ被害の正しい見分け方

トマトサビダニが原因で葉や茎がサビ色や金属光沢になる症状と、下葉から枯れる前に専用薬剤で防除する対策

水や肥料の調整といった環境改善で直る生理障害ならまだしも、

中には手遅れになると株全体がダメになってしまう本当に厄介な原因もあります。

その代表とも言えるのがトマトサビダニという微小な害虫による深刻な吸汁被害です。

サビダニはダニの仲間ですが、体長がわずか0.15〜0.2ミリメートルしかなく、

肉眼でその姿を発見することはほぼ不可能です。

梅雨明けから秋にかけての高温で乾燥した環境を非常に好み、

爆発的なスピードで繁殖します。細胞に針を刺して汁を吸うため、被害を受けた組織は破壊されてしまいます。

この「見えない敵」のせいで、「単なる水切れかな?」「下の葉が古くなって枯れただけかな?」

と勘違いしている間に、あっという間に畑全体に被害が広がってしまうのが一番の恐ろしさです。

サビダニ被害のサインと見分け方

最大の鑑別ポイントは、葉の裏側や茎がテカテカとした奇妙な「金属光沢」を帯びることです。

その後、株の下の方の葉から縁が軽く折れ曲がるように内側へカールし、

徐々に黄色から茶褐色(サビ色)に変色して、水分を失いカサカサに枯れ上がっていきます。

茎も同じように赤褐色に変色して硬くなります。

もし下葉が不自然に枯れ上がり、茎まで赤茶色になっているのを見つけたら、

肥料不足や水切れではなく、すぐにサビダニの発生を疑いましょう。

対応が遅れると果実の表面までサビ色に硬化してしまい、収穫が絶望的になります。

対策としては、被害が広がる前に天然由来成分を配合した安全な殺虫殺菌剤を、

葉の裏側を中心にたっぷりと徹底散布してください。

私が普段から予防と治療の両方で常備しているのが、収穫の前日まで使える安全性の高いスプレーです。

ダニだけでなくアブラムシやうどんこ病にも効くので、手元に1本あると本当に心強いですよ。

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農薬を使用する際は、必ず公式サイトや製品のラベルを確認し、安全な使用基準を守って自己責任でご使用くださいね。


知恵袋に寄せられる初心者の切実な悩み

インターネットの知恵袋や園芸相談の掲示板を覗いてみると、

初めてトマト栽培に挑戦する方々からの本当に切実な悩みが数え切れないほど投稿されています。

「マニュアル通りに育てているはずなのに、なぜ葉っぱがおかしくなってしまうの?」という焦りが伝わってきます。

例えば、「追肥をした直後から新芽がくるくるに丸まってしまった」という悩みは、

先ほど解説した窒素過多による肥料焼けの典型的なケースですね。

また、「夕方になると症状がひどくなる気がする」という声も多いですが、

これは一日の水分バランスの崩れや、西日の強さによる急激な乾燥ストレスが原因である可能性が高いです。

しかし、中には水や肥料の問題ではなく、

もっと深刻な「薬害」に悩まされているケースも散見されます。

家庭菜園の盲点になりやすいのが、除草剤による被害です。

隣の空き地や道路脇で散布されたオーキシン系除草剤(2,4-Dなど)の成分が風に乗って飛んできたり(ドリフト被害)、

良かれと思って買ってきた市販の安価な牛糞堆肥の中に、

輸入飼料由来の除草剤成分(クロピラリド)がごく微量に残っていたりすると、

トマトは劇的な異常成長を起こしてしまいます。

薬害が起きてしまったら

成長点付近の若い葉がシダの葉のように細く縮れてカップ状に反り返り、

茎がらせん状にねじれるような不気味な奇形が現れたら、薬害の可能性が極めて高いです。

残念ながら、除草剤などの化学物質による強力な薬害で植物全体が変形してしまった場合、

元通りに復活させる解毒方法は存在しません。

もし堆肥からの薬害が疑われる場合は、汚染された土壌の使用をただちに中止し、

株ごと廃棄して、全く新しい安全な土に入れ替えるのが最も確実な対応となります。

原因不明のトラブルを避けるためには、最初から生産履歴が明確で、

高品質なブレンド培養土を使用するのが、結果的に一番安上がりで安心かなと思います。

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悩み事は一人で抱え込まず、葉の巻き方(上向きか下向きか、カップ状か)、

葉の色、茎の状態などを毎日よく観察して、

一つずつ原因を論理的に絞り込んでいくことが解決への一番の近道ですね。


トマトの葉が丸まる原因による様々な影響

ここまでは葉が丸まる直接的な原因と対策について詳しくお話ししてきましたが、

ここからは、その症状がその後の収穫や私たち自身の安全にどのような影響を与えるのかについて深掘りしていきましょう。

トマトの葉が丸まる原因を正しく把握することは、

おいしい実を安全に楽しむためにも絶対に欠かせないステップなんです。


異常な丸まった葉は安全に食べられるか

有毒成分トマチンが含まれており加熱しても消えないため、トマトの葉は絶対に食べないことを示す注意喚起

葉っぱがくるくると丸まって見た目が悪くなってしまった時、

「捨てるのはもったいないし、丸まった葉を摘み取って、お茶や炒め物などの料理にして消費できないかな?」

と考える方もいらっしゃるかもしれません。

エコな発想としては素晴らしいのですが、これには非常に強い警告が必要です。

結論から言うと、トマトの葉や茎、花、そして未熟な青い実にはトマチンという強力な有毒成分が高濃度で含まれています。

これは植物が昆虫や草食動物に食べられないように身を守るために生成する「

ステロイドアルカロイド配糖体」という天然の毒性物質で、

ジャガイモの芽に含まれるソラニンと非常に似た構造と毒性を持っています。

(出典:農林水産省『品種改良』)の資料等でも言及されているように、

この物質は植物本来が持つ防御機能の一部なのです。

トマトの葉の食用は絶対にいかなる理由でもNG

トマチンは非常に安定した化合物であるため、

家庭での一般的な加熱調理(煮る、焼く、揚げるなど)をいくら長期間施しても全く分解されず、

毒性はそのまま残留してしまいます。

大量に摂取すると、深刻な嘔吐や下痢、激しい腹痛といった胃腸障害を引き起こす恐れがあります。

したがって、葉が病気で丸まっていようが、青々と健康に育っていようが、

いかなる理由があっても「トマトの葉や茎を食用にしてはならない」という事実を、

安全上の最重要事項として認識してください。

不要になったり丸まって病気が疑われる葉は、速やかにハサミで切り取り、

ゴミとして物理的に処分(廃棄)するのが唯一の正解です。

最終的な判断や詳しい毒性の情報については、必ず専門機関や公的な情報をあわせてご確認ください。


薬害や病気が収穫物の品質に与える影響

葉の異常は、先ほどお話ししたように果実に直接的な毒性をもたらすわけではありません(赤い熟した実ならトマチンは激減して安全です)。

しかし、収穫できるトマトの「食味(おいしさ)」や「品質」には、

想像以上に深刻なダメージを与えてしまいます。

例えば、窒素過多によって葉が下向きに強く巻いている「メタボ状態」の株から採れたトマトは、

外見はツヤツヤして立派に見えても、切ってみると中身のゼリー状の部分がスカスカになる空洞果(くうどうか)になりやすいという特徴があります。

栄養が葉っぱばかりにいってしまい、果実に充実した養分が届かないため、

糖度が全く上がらず、水っぽくて青臭い、

とても美味しいとは言えないトマトになる傾向が非常に強いのです。

また、極度の水分不足で葉が上向きに丸まる状態が常態化していると、

果実が水分を十分に蓄えられず、皮がガチガチに硬くなってしまいます。

その状態から、台風や夕立などで急激に大量の雨が降って土壌水分が跳ね上がると、

一気に水を吸い上げた果肉の膨張に硬い皮が耐えきれず、

パックリと実が割れてしまう「裂果(れっか)」を次々と引き起こします。

さらに、水不足は土の中のカルシウムをうまく吸い上げられない原因にもなり、

果実のお尻が黒く腐る「尻腐れ症」を併発しやすくなります。

甘くて美しいトマトを収穫するためには、葉っぱが平らにのびのびと開いている、

心身ともに健康なバランスを保つことが不可欠なんですね。


水分不足で夕方に内側へ巻く現象の違い

毎日愛情を込めて栽培していると、夕方から夜にかけて、

トマトの葉が少し内側に巻き気味になって全体的にだらんと垂れ下がることがあります。

これを見た瞬間、「これも異常事態!?病気で枯れちゃうの!?」

とパニックに陥ってしまいそうになりますが、実は必ずしもそうではありません。

これはトマトの正常な生活リズムの表れなんです。

植物は日が落ちて気温が下がり、光合成のエネルギー源である太陽の光がなくなると、

吸水や水分を蒸発させる活動をお休みモードに切り替えます。

この時、夜間に備えて葉の細胞をパンパンに張らせている圧力(膨圧といいます)が自然に低下するため、

葉が少し丸まったように見えたり、垂れ下がったりするんです。

これは正常な生育プロセスにおける日周運動(睡眠運動)の一種であり、人間が夜に眠るのと同じようなものですね。

異常な丸まりと正常な日周運動の見分け方

夜に葉が丸まって垂れ下がっていても、翌朝お日様の光をたっぷり浴びて再び吸水活動が活発化し、

葉がピンと元通りの平滑な状態に開いていれば全く問題ありません。

しかし、朝になっても葉のカールが戻らず、縮れたままであるならば、

それは深刻な水分不足が継続しているか、

あるいは根腐れ等の根の障害によって吸水機能自体が根本的に損なわれているサインと判断すべきです。

夕方の姿だけで慌てて大量の水をあげてしまうと、かえって過湿による根腐れを招くこともあります。

植物の調子を見る時は、必ず「朝一番の元気な姿」を基準にして判断する癖をつけておくと良いかなと思います。


病気による生育不良と枯れる前の前兆

ウイルス病や除草剤の影響で葉にまだら模様や縮れが出る症状と、治療法はなく株ごと処分する対策

最後に、生理的なトラブル以上に絶対に気をつけなければならないのが、

細菌やウイルスなどの「病気」による葉の丸まりです。

水切れや肥料過多といった生理障害であれば、環境を改善することで時間をかけて「復活」する余地が残されています。

しかし、これらの病気、特にウイルス性の病気に感染してしまった場合、

植物が元の健康な状態に復活することは二度となく、まさに枯れる前の絶望的な前兆と言えます。

アブラムシやタバココナジラミといった微小な害虫が飛び回って運んでくる

ウイルス病(モザイク病や黄化葉巻病など)にかかると、

新芽付近の葉が徐々に黄色く退色し、葉の先が反り返って激しく変形します。

さらに葉の表面には濃い緑と薄い緑が混ざり合った不均一な「まだら模様(モザイク模様)」が現れるのが決定的な特徴です。

この状態になると生育がピタッと止まり、花が咲いても実が落ちてしまうため、収穫は完全にゼロになります。

また、土の中に潜む細菌が根や茎の傷口から入り込む青枯病(あおがれびょう)では、

葉が緑色(青いまま)を保っているのに、日中の強い日差しの下で急激に萎れて下垂し、

夜間に少し回復するというプロセスを数日間繰り返したのち、

最終的に緑のまま完全に枯死してしまいます。

もしこれらの発病を疑った場合は、かわいそうですが放置せず、

周辺の健康な株への二次感染を防ぐために、株を根っこごと速やかに引き抜いて密閉処分するしかありません。

ここで意外と盲点なのが、病気の葉やわき芽を切り取る「ハサミ」からの感染です。

サビついた安物のハサミを使い回していると、切った断面からウイルスや細菌が次々と他の健康なトマトへうつってしまいます。

私はこのハサミ感染で痛い目を見てから、

サビに強く消毒液にも耐えられるチタンコーティングの高級剪定ばさみを使うようにしました。

切り口がスパッと綺麗に切れるため、病気の侵入リスクを極限まで減らすことができます。

長く使える一生モノの道具として、少し奮発してでも良いハサミを一本持っておくことは、

結果的にトマトを守る最善の防御策になるかなと思います。

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トマトの葉が丸まる原因と対策のまとめ

さて、ここまでかなりの長文にお付き合いいただきありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。トマトの葉が丸まってしまうとギョッとしてしまいますが、

その大部分は、致死的な病害ではなく、栽培している私たち自身の人為的な管理作業に原因があります。

水のやりすぎや極端な不足、そして「肥料は多ければ多いほど大きく育つだろう」

という思い込みに基づく過剰な施肥といった生理障害が、実にトラブルの8〜9割を占めているのです。

上向きの原因である水不足、サビ色の原因であるダニ、下向きの原因である肥料過多、まだらの原因である病気といった、それぞれの対策の早見表

葉の巻き方の特徴とサイン最も疑われる主な原因の目安緊急度と対応のポイント
上向き(V字型)に丸まる水分・乾燥ストレス、高温障害【低】たっぷり水やり、遮光やマルチングで保湿。
下向き(内側)に強く巻く肥料のやりすぎ(窒素過剰)【中】追肥を即ストップ。水やりで土中の肥料分を流す。
縁が反り金属光沢、サビ色に枯れるサビダニ等の微小害虫による吸汁【高】早期発見が鍵。天然成分の殺ダニ剤を徹底散布。
縮れて黄色やモザイク状のまだら模様害虫が媒介するウイルス病【致命的】治療不可。株ごと抜き取り即座に密閉廃棄。

植物は声を出して助けを求めることができません。

葉っぱが丸まるという現象は、激しい蒸散から身を守ろうとする懸命な防御反応であったり、

過剰な栄養に対する悲鳴であったりと、彼らが発している言葉なきシグナルの集合体です。

日々の観察を怠らず、それぞれの状況に合った的確なケアをしてあげることが、

美味しい果実を収穫するための何よりの近道となります。

ただし、どうしても症状の改善が見られなかったり、ご自身での判断に迷ったりした場合は、

被害が畑全体に拡大してしまう前に、お近くの園芸店や農業指導の専門家にご相談されることを強くおすすめします。

この記事を通して、皆さんの「トマト 葉が丸まる 原因」に関するモヤモヤとした不安が少しでも解消され、

これからの家庭菜園ライフがより豊かで、収穫の喜びに満ちた楽しいものになるよう、心から応援しています!

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