「さつま芋の植え付け時期はいつが正解?」
これは、家庭菜園を始めたばかりの頃の私が一番悩んだことでした。
ホームセンターに苗が並び始めると、つい焦って「早く植えなきゃ売り切れる!」と飛びついてしまいがちですよね。
でも、カレンダー通りの日付に植えてもうまくいかない年もあれば、
少し遅れてしまったのに豊作になる年もある。
北海道などの寒冷地ではどうなのか、7月に入ってしまっても間に合うのか、雨の日を狙うべきかなど、疑問は尽きません。
実は、さつま芋にとって最適なタイミングは、人間が決めた「日付」よりも、
自然が決める「気温」や「苗の状態」に大きく左右されるんです。
最新の気象予測も踏まえながら、私が何度も失敗を重ねてたどり着いた、確実に成功させるためのポイントをシェアします。

この記事で分かること
- 日付ではなく気温と地温のサインを見逃さない判断基準
- 北海道から九州まで地域別の最適な植え付けカレンダー
- プランター栽培ならではの温度管理と植え付けのコツ
- 枯れかけた苗の復活方法や活着率を上げる裏技テクニック
失敗しないさつま芋の植え付け時期の条件

さつま芋栽培のスタートラインでつまずかないためには、
まず「さつま芋という植物が何を求めているか」を知ることから始まります。
カレンダーを見て「もう5月だから」と判断するのではなく、環境が整ったかどうかをチェックする目が大切です。
最低気温や地温の目安となる温度

さつま芋の植え付け時期を決めるうえで、私が最も信頼している、
そして絶対に無視してはいけない指標が「気温」と「地温」です。
さつま芋の原産地は熱帯・亜熱帯地域。
つまり、彼らの遺伝子には「寒さへの恐怖」が深く刻まれているんですね。
地温15℃の壁と「ごぼう根」のリスク
具体的に私がGOサインを出す基準は、「平均気温が18℃以上」かつ
「地温が15℃以上」になってからです。
「地温」というのは、土の中の温度のこと。
これが15℃を超えないと、さつま芋の根っこ(不定根)は活動を開始しません。
もし、焦って寒い時期に植えてしまうとどうなると思いますか?
ただ成長が止まるだけならまだ良いのですが、寒さによるストレスで根が硬くなり、
太くて美味しくない「ごぼう根」になったり、最悪の場合は低温障害で細胞が壊死して枯れてしまったりします。
苗が土の中でじっと耐えている間に体力を消耗し、その後の成長スピードがガクンと落ちてしまうのです。
私は肌感覚に頼らず、必ずデジタル地温計で毎朝計測するようにしています。
数百円〜千円程度のもので十分ですが、これ一本あるだけで失敗の確率は劇的に下がりますよ。
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※地温だけでなく酸度も測れるタイプだと、土作りの際にも重宝するのでおすすめです。
晩霜(おそじも)という隠れた恐怖
そして、もう一つ気をつけたいのが「晩霜(おそじも)」です。
日中はポカポカ陽気で半袖でも過ごせるような日があっても、
夜明け前に放射冷却で気温が急降下し、霜が降りることがあります。
特に関東以北や内陸部では、ゴールデンウィーク頃まではこのリスクがつきまといます。
植え付けたばかりの柔らかな苗が霜に当たると、成長点(これから伸びる芽)が一発でダメになります。
気象庁のデータなどを参考に、お住まいの地域の「晩霜の終日(霜が降りなくなる日)」を確認し、
そこからさらに1週間ほど余裕を持たせた日程を組むのが、賢い家庭菜園家の戦略です。
参考データ
各地域の霜の降りる時期については、気象庁の過去の観測データが非常に参考になります。
自分の地域の「晩霜」の平年値を一度チェックしておくと、無駄な失敗を防げますよ。
(出典:気象庁『過去の気象データ検索・霜・雪の平年値』)
雨の日の前日か翌日か天気の正解

「今週末に植えようと思っていたのに、雨予報だ…」と落ち込む必要はありません。
むしろ、さつま芋の植え付けにとって雨は「最高の恵み」なんです。
では、雨の「前」と「後」、どちらが正解なのでしょうか?
ベストタイミングは「雨が降る前日」
私の経験上、そして植物生理学的にもベストなのは「雨が降る前日」に植え付けることです。
これには明確な理由があります。
さつま芋の苗(切り苗)は根っこがない状態で植えられます。
そのため、自力で水を吸い上げる力がまだありません。
土壌と苗の切り口がしっかりと密着し、周囲の土が適度な水分を含んでいることが、発根(活着)の絶対条件になります。
じょうろでの水やりももちろん大切ですが、自然の雨は畑全体を長時間かけて優しく均一に湿らせてくれます。
これにより、土の粒子が隙間なく苗に密着し、活着率が飛躍的に向上するのです。
雨上がりに植える場合の注意点
もしスケジュールが合わず、雨上がりの翌日に植えることになった場合は、少し注意が必要です。
雨上がり直後の畑は水分過多で、土が重くなっています。
この状態で無理に耕したり、ぎゅうぎゅうと土を押し固めたりすると、
土が練られてカチカチになり、乾いた後にセメントのように固まってしまいます(これを「練り土」と言います)。
土作りは植え付け当日に行うのではなく、数週間前に済ませておくのが基本ですが、
もし土が硬くなってしまっている場合は、空気を含ませるように軽く耕し直す必要があります。
広い畑をお持ちの方は、小型の耕運機があるとこういった「土のコンディション調整」が圧倒的に楽になります。
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※家庭菜園レベルなら一生モノの投資です。土が固いと「ごぼう根」になりやすいので、ふかふかの土作りは必須です。
晴天が続く場合の裏技
もし週間天気予報がずっと晴れマークなら、植え付け時にたっぷりと(1株あたり1リットル以上)水をやり、
その上から乾いた土を薄く被せてフタをします。これで土中の水分蒸発を防ぐことができます。
7月に入っても植え付けは可能か
「仕事が忙しくて、気付いたらもう7月…。
今から植えてもサツマイモはできるの?」
ホームセンターからも苗が姿を消し始める時期ですが、諦めるのはまだ早いです。
結論から言うと、7月中旬頃までならギリギリ間に合います!
7月植えを成功させるための条件
ただし、5月や6月に植えるのと同じやり方では失敗します。
7月植えを成功させるには、以下の3つの条件をクリアする必要があります。
- 早生品種を選ぶこと:
これから秋までの残り時間は短いです。「紅はるか」や「安納芋」のような晩生品種では、
イモが太りきる前に寒くなってしまうリスクがあります。
成長の早い「紅あずま」や「高系14号(鳴門金時など)」を選びましょう。 - 徹底した乾燥対策:
7月は梅雨明けと重なり、猛烈な暑さと乾燥が襲ってきます。
植え付け直後の苗にとって、この暑さは致命的です。
植え付けたらすぐにたっぷりと水やりをし、活着するまでの1週間は、新聞紙や遮光ネットをふわっとかけて、
直射日光を遮ってあげてください。これができるかどうかが運命の分かれ道です。 - 小ぶりなサイズを受け入れる:
栽培期間が短くなる分、どうしてもジャンボサイズのお芋にはなりにくいです。
でも、スーパーで売っているような「使い切りサイズ」や、
家庭で焼き芋にするのに丁度いいM〜Sサイズのお芋なら十分に収穫できます。
実は、遅く植えたさつま芋は繊維が残りにくく、肌が綺麗な傾向があるとも言われています。
プロの農家さんでも、収穫時期を分散させるためにあえて7月に植えることもあるくらいですから、自信を持ってチャレンジしてみてください。
月齢と活着率の意外な関係性
家庭菜園の世界には、科学データだけでは説明しきれない「伝承」や「知恵」が存在します。
その一つが「月の満ち欠け(月齢)」と植え付けの関係です。
「そんなの迷信でしょ?」と思われるかもしれませんが、意識しているベテラン農家さんは意外と多いんですよ。
「新月」に植えると根付く?
一般的に言われているのは、「新月の頃に植えると根付き(活着)が良い」という説です。
これには、月の引力が植物の樹液流(水分の流れ)に影響を与えているという考え方がベースにあります。
満月に向かう時期は地上部の成長(葉や茎)が活発になり、
新月に向かう時期は地下部(根)の成長が優先される、というリズムがあると言われています。
つまり、根っこをしっかり張らせたい「植え付け」のタイミングを新月に合わせることで、
スムーズに大地に根を下ろさせるというわけです。
実用的な活用法
もちろん、これを盲信して大雨や嵐の日に植えるのはナンセンスです。
基本は「天気予報」と「自分のスケジュール」が最優先。
ですが、もし「今週末と来週末、どっちに植えようかな?」と迷った時に、
カレンダーの月齢を見て「今週末は新月(大潮)に近いから、こっちにしよう!」と決める。
そんな風に、自然のリズムを少しだけ取り入れてみるのも、家庭菜園のロマンチックな楽しみ方かなと思います。
植え付けた苗が枯れるのを防ぐには

さつま芋栽培で初心者が一番ショックを受ける瞬間。
それは、植え付けた翌日に畑を見に行った時です。
「大変!苗が全部枯れて地面に倒れてる!」と慌てて連絡をくれる友人が毎年います。
でも安心してください。
その「枯れたように見える状態」は、多くの場合さつま芋の「生存戦略」であり、正常な反応なんです。
なぜ苗は萎れるのか?

根のない苗(切り穂)は、土からの水分供給がない状態で植えられます。
その状態で葉っぱをピンと広げていると、葉からどんどん水分が蒸発してしまい、本当に干からびてしまいます。
そこでさつま芋は、あえて古い葉っぱを萎れさせたり枯らしたりして蒸散をストップし、
残ったわずかな水分を茎と「成長点(先端の小さな芽)」に集中させるのです。
つまり、葉っぱが枯れているのは「生きようと頑張っている証拠」。
先端の小さな芽さえ緑色で瑞々しさが残っていれば、1週間ほどで茎の節から新しい根が出て、
嘘のようにシャキッと立ち上がります(これを「活着」と呼びます)。
活着率を爆上げする「事前処理」
とはいえ、本当に枯れてしまっては元も子もありません。
そこで私は、植え付け前の「ひと手間」で活着率を劇的に上げています。
| 方法 | やり方 | 効果とおすすめのケース |
|---|---|---|
| 陰干し処理 | 購入した苗を、風通しの良い日陰に2〜3日放置して、あえて少し萎れさせる。 | 【基本はコレ】 水分不足を感じた苗が「根を出さなきゃ!」と発根ホルモンを活性化させます。植えた直後から猛烈に根を伸ばし始めます。 |
| 水漬け・吸水 | 植え付け直前に、バケツの水や活力剤(メネデール等)に数時間〜半日浸す。 | 【苗が乾きすぎている時】 通販で届いた苗や、店頭でカリカリになっていた苗に。細胞に水を充填してから植えることで、初期の脱水を防ぎます。 |
基本的には「陰干し」をして、苗の生命スイッチを入れてから植えるのが最強です。
ただし、あまりにも乾燥して葉がパリパリになっている場合は、
緊急処置として「水漬け」をしてあげてくださいね。
その際、ただの水ではなく発根を促す活力剤を使うと、復活スピードが段違いです。
私はこれを「お守り」として必ず常備しています。
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※弱った苗の吸水サポートといえばコレ。さつま芋だけでなく、夏野菜の定植時にも使えるので一本あると便利です。
ケース別に見るさつま芋の植え付け時期
ここまでは基本的な条件をお話ししましたが、日本は南北に長い国。
北海道と沖縄では全く事情が違いますし、広い畑とベランダのプランターでも環境は異なります。
ここからは、あなたの状況に合わせた具体的な戦略を立てていきましょう。
北海道や東北など寒冷地の適期
北海道や東北地方にお住まいの方にとって、さつま芋栽培は「時間との戦い」です。
関東以西に比べて栽培できる期間(無霜期間)が圧倒的に短いため、
植え付けのタイミングが遅れることは、そのまま収量減、あるいは収穫ゼロに直結します。
寒冷地カレンダーの正解
関東などと同じ感覚でゴールデンウィーク明けに植えてしまうと、地温不足で初期生育が停滞してしまいます。
かといって遅すぎると秋の早霜にやられてしまう…。非常にシビアな判断が求められます。
- 東北南部(宮城・福島など):
5月下旬頃からが適期。マルチ栽培は必須です。 - 東北北部・北海道:
6月上旬〜中旬が安全なスタートラインです。
寒冷地で成功させるための「熱」の確保
寒冷地でさつま芋を育てる場合、ただ植えるだけでは不十分です。
「黒マルチ」や「透明マルチ」を使って、太陽熱を土壌に閉じ込め、地温を強制的に上げる工夫が絶対に必要になります。
特に透明マルチは地温上昇効果が最強なので、初期生育をブーストさせるには最適です(ただし雑草も生えやすいので注意)。
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※自分で穴を開ける手間がいらない「穴あきタイプ」が圧倒的に楽です。植え付け間隔が決まっているので初心者でも綺麗に植えられます。
また、品種選びも重要です。栽培期間が長く必要な「安納芋」などは避け、
短期間で肥大する「紅あずま」や「シルクスイート」などの早生〜中生品種を選ぶのが、寒冷地での勝利の方程式です。
紅はるかや安納芋など品種別の期間
「今年は話題のねっとり系を植えたい!」と考える方も多いでしょう。
しかし、さつま芋は品種によって、植え付けから収穫までに必要な日数(在圃期間)が大きく異なります。
これを無視すると、「まだお芋が小さいのに霜が降りてしまった」とか、「巨大化しすぎて割れてしまった」という失敗に繋がります。
品種ごとの性格を知ろう
| 品種タイプ | 代表品種 | 推奨栽培期間 | 栽培のポイント |
|---|---|---|---|
| 早生(わせ) 成長が早い | 紅あずま 鳴門金時 高系14号 | 100〜120日 | 肥大が早い優等生。 早く植えすぎると巨大化・裂開しやすい。 遅植えや寒冷地向き。 |
| 中生〜晩生 じっくり育つ | 紅はるか シルクスイート | 120〜140日 | 現在の主流。 期間をしっかりとることで甘くなる。 5月の早植え(適期)がおすすめ。 |
| 晩生(おくて) 時間がかかる | 安納芋 人参芋 | 130〜150日 | 南国生まれで積算温度が必要。 期間が短いと芋が太らない。 早植え必須、寒冷地には不向き。 |
最近大人気の「紅はるか」や「安納芋」は、じっくり時間をかけて光合成をさせ、
デンプンを蓄えさせることであの濃厚な甘さが生まれます。
ですから、これらの品種を育てる場合は、できるだけ早い時期(5月中旬頃)に植え付けて、
霜が降りる直前の10月〜11月まで畑で粘るのがコツです。
逆に、ホクホク系の「紅あずま」を早く植えすぎて140日以上畑に置いておくと、
ラグビーボールのように巨大化し、味が大味になったり、形が乱れたりします。
紅あずまなら、あえて6月に入ってから植えるなど、品種に合わせて時期をずらすのもテクニックの一つです。
良い芋を作るには、何より「良い苗」を手に入れることが最重要。
ホームセンターで売れ残ったシナシナの苗よりも、専門店で「バイオ苗(ウイルスフリー苗)」を予約しておくと、
病気にも強く、収穫量が驚くほど変わります。
【予約推奨】さつま芋苗 3種セット
※人気の品種はシーズン直前になると売り切れることが多いです。今のうちに予約しておくのが確実な勝利への一手です。
プランター栽培での最適なタイミング
マンションのベランダや、庭のちょっとしたスペースで楽しむ「プランター栽培・袋栽培」。
手軽に始められますが、実は畑よりも温度変化が激しいという特徴があります。
プランター特有の「熱しやすく冷めやすい」環境
土の量が圧倒的に多い畑に比べ、プランターは外気の影響をダイレクトに受けます。
春先の晴れた日中は、容器内の温度がぐんぐん上がり、畑よりも早く地温確保ができるメリットがあります。
そのため、夜間に玄関内に取り込むなどの防寒対策ができるのであれば、
畑よりも少し早い4月下旬頃からスタートを切ることも可能です。
ちなみに、プラスチックの硬いプランターも良いですが、最近私がハマっているのが「不織布ポット(フェルトプランター)」です。
通気性が抜群に良く、根が酸欠になりにくいので、初心者の方でも失敗が少ないですよ。
深さがあるタイプを選べば、大きなお芋もゴロゴロ採れます。
【根腐れ防止】不織布ポット 10ガロン(深型) 5個セット
※サツマイモは深さが必要なので、最低でも30cm以上の深さがあるものを選びましょう。使用後は畳んでしまえるのもベランダ派には嬉しいポイント。
夏場の「高温障害」に要注意
一方で、真夏のリスクは畑以上です。コンクリートの照り返しや直射日光で、
プランター内部が40℃を超えることも珍しくありません。
こうなると根が煮えてしまい、成長がストップします。
- プランターをスノコやレンガの上に置いて、地面の熱を避ける。
- よしずや遮光ネットでプランター自体に影を作る。
- 二重鉢にして空気の層を作る。
プランター栽培では、「いつ植えるか」と同じくらい、「夏をどう乗り切るか」が重要になります。
7月の遅植えをする場合は、特に水切れに注意してくださいね。
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苗の植え方で変わる活着のコツ

最後に、「植え方」と「時期」の組み合わせについてお話しします。
さつま芋には「水平植え(舟底植え)」や「垂直植え」など、いくつかの植え方がありますが、
これも時期や土壌の状態によって使い分けるのが正解です。
【適期・湿潤時】水平植え・舟底植え
苗を浅く寝かせて、土の表面近くに埋める方法です。
メリット: 地温の高い表層に多くの節が触れるため、各節から根が出てイモの数が多くなります。
向いている時期: 5月〜6月の適期。地温が高く、梅雨に向けて適度な雨が見込める時期に最適です。
【遅植え・乾燥時】垂直植え・斜め植え
支柱を挿すように、ズボッと縦や斜めに深く挿し込む方法です。
メリット: 地中深くまで苗が入るため、表層の土が乾いても深層の水分を利用でき、乾燥に強く枯れにくいです。
イモの数は減りますが、一つ一つが丸く大きく育ちます。
向いている時期: 7月の遅植えや、水やりが頻繁にできない乾燥した畑、そして土の容量が限られるプランター栽培に向いています。
私は、梅雨前の良い条件の時には「舟底植え」で数を狙い、時期が遅れてしまった時や、
あまり管理にいけない遠くの畑では「垂直植え」にするなど、リスクヘッジをしながら使い分けています。
今年のさつま芋の植え付け時期総括
最新の気象傾向を踏まえた戦略でこの記事を締めくくりたいと思います。
今年の合言葉は「焦らず慎重に」
ですので、今年は「例年よりも少し慎重に」を合言葉にしてください。
ゴールデンウィークに周りが植え始めても焦る必要はありません。
天気予報とにらめっこして、晩霜の心配が完全になくなり、
最低気温が安定する5月中旬以降(関東以西の場合)を狙うのが一番の安全策です。
また、夏は猛暑が予想されます。
黒マルチは地温を上げすぎてしまう可能性があるので、梅雨明け頃にマルチの上に藁(わら)を敷いたり、
さつま芋のツルで地面を覆うように誘引したりして、地温上昇を抑える工夫も準備しておくと安心ですね。
最新版 植え付け成功の4ステップ

- まずはお住まいの地域の「霜が終わる日(晩霜終日)」を確認する。
- 平均気温18℃・地温15℃をキープできるまでじっと待つ。
- 週間天気予報を見て、「雨の前日」を狙い撃ちする。
- 今年は寒暖差(寒の戻り)に注意して、迷ったら「遅め」を選ぶ!
さつま芋は、スタートさえ間違えなければ、あとは放っておいても育ってくれる頼もしい野菜です。
ぜひ、最適なタイミングを見極めて、秋には美味しい焼き芋を楽しんでくださいね!
