きゅうりプランターのネットの張り方タイトルスライド。初心者、ベランダ栽培、100均活用を網羅。

※本ページはプロモーションが含まれています きゅうり プランター栽培 栽培方法

きゅうりプランターのネットの張り方!100均で失敗しないコツ

きゅうりをプランターで育てたいと思ったとき、

一番の悩みどころはネットの張り方ではないでしょうか。

特にマンションのベランダなどの限られたスペースでは、どうやって支柱を立てればいいのか、

おしゃれに見せるにはどうすればいいのかと迷ってしまいますよね。

実は、ダイソーなどの100均グッズをうまく活用したり、

支柱なしで窓際に設置する簡単な方法もあったりと、

工夫次第で誰でも立派なきゅうり棚が作れるんです。

私が実際に試して失敗しないと感じたポイントや、

台風が来ても安心な固定方法を具体的にお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること

  • 初心者でも迷わずできる基本のネット設置手順
  • 100均資材だけで強度を出す裏技的な張り方
  • マンションのベランダで安全かつ省スペースに作る方法
  • 見た目にもこだわったおしゃれな仕立て方のアイデア

 

失敗しないきゅうりプランターネットの張り方

きゅうりの葉に光と風が通り、光合成効率がアップする理想的なネット張りのイラスト図解。
saien-Labo

まずは、プランター栽培におけるネット張りの基礎を固めましょう。

環境に合わせた資材選びと、物理的な強度を確保することが成功への第一歩です。

ここでは、初心者が最初につまずきやすいポイントを解消しながら、

具体的な設置手順を解説していきます。


初心者も簡単な支柱とネットの設置手順

縦支柱とクロスバンド、張りひもを使用した基本のスクリーン仕立て(門型フレーム)の作り方イラスト。
saien-Labo

初めてきゅうりを育てる方にとって、複雑な組み立てが必要な棚作りはハードルが高いものです。

そこで私が最もおすすめするのが、「スクリーン仕立て(直立式)」という方法です。

これはプランターの両端に支柱を垂直に立て、

その間にネットを平面状(スクリーン状)に張るシンプルなスタイルです。

この方法の最大のメリットは、省スペースでありながら、きゅうりの葉全体に均一に日光を当てられる点にあります。

きゅうりは「好光性植物」といって強い光を好む性質がありますが、

同時に風通しの良さも重要です。

葉が重なり合うと光合成効率が落ちるだけでなく、

湿気がこもって「うどんこ病」などの病気にかかりやすくなってしまいます。

スクリーン仕立てでネットをきれいに張ることは、単にツルを這わせるだけでなく、

こうした生理的なトラブルを防ぐためにも不可欠な作業なのです。

それでは、具体的な設置手順と必要な道具を見ていきましょう。


用意するもの(標準的なプランター1つ分)

  • イボ付き支柱(太さ16mm以上、長さ180cm〜210cm): 2本(縦用)
  • イボ付き支柱(太さ11mm〜16mm、長さ90cm〜120cm): 2本(横用・梁として使用)
  • 園芸ネット(10cm角目推奨): 1枚(プランターサイズに合わせたもの)
  • クロスバンド(または結束バンド): 4個以上
  • 張りひも(ビニール紐や麻ひも): 適量

特に重要なのが「支柱の太さ」です。

きゅうりは成長すると、葉と茎、そして水分をたっぷり含んだ実の重さが加わり、

1株あたり数キログラムもの重量になります。

細い支柱(8mmや11mm)をメインの柱にすると、

重さに耐えきれずに夏場のピーク時に曲がったり折れたりするリスクがあります。

メインの縦支柱には必ず16mm以上の太いイボ付き支柱 を選んでください。

基本のスクリーン仕立て手順:詳細版

  1. 支柱の埋設: プランターに培養土を入れる前に作業するのがベストです。

    もし土が入っている場合は、底にある排水スリット(穴)を避けるように注意しながら、

    16mmの縦支柱2本をプランターの両端に深く挿し込みます。

    底に当たる感触があるまでしっかりと押し込んでください。
  2. 横梁(よこばり)の設置: 2本の縦支柱の上端付近に、横用の支柱を渡し、

    クロスバンドか結束バンドでガッチリと固定します。

    これにより「門型(ゲート型)」のフレームが完成します。

    さらに、プランターの縁すれすれの下部にも同様に横支柱を渡します。

    上下を固定することで、フレームのねじれ強度が一気に増します。
  3. 張りひもの準備: ここがプロ級に仕上げるコツです。

    園芸ネットを袋から出したら、いきなり支柱にかけずに、

    まずはネットの上辺と下辺の網目に、あらかじめ「張りひも」を通しておきます。

    ネット自体を引っ張るのではなく、このひもを骨格として使います。
  4. ネットの展開と固定: 上部の張りひもを上部横支柱(梁)の両端に結びつけ、ピンと張ります。

    次に、ネットをカーテンのように横に広げ、下部の張りひもを下部横支柱に結びつけます。

    このとき、下方向に強めに引っ張ってテンションをかけるのがポイントです。

    最後に、ネットの左右の端を縦支柱に巻き付けるようにして、数箇所を結束バンドで固定すれば完成です。

この手順で設置すれば、台風レベルの強風でない限り、

ネットがたわんだり倒壊したりすることはまずありません。

最初にしっかりとした骨組みを作っておくことで、その後の誘引作業や収穫作業が劇的に楽になりますよ。


100均やダイソー資材で安く作るコツ

細い支柱を3本束ねて強度を出す方法と、耐候性のある黒色結束バンドの選び方。
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家庭菜園を始める際、初期費用を抑えるためにダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップを利用する方は多いですよね。

私もよく利用しますが、園芸専門店で売られている資材と比べると、

どうしても強度やサイズに限界があるのは事実です。

しかし、そこは知恵と工夫でカバーできます。「100均資材だから失敗した」とならないための、強度アップの裏技を詳しく解説します。

まず理解しておきたいのは、100均の支柱の弱点です。

一般的に、100均で販売されている長い支柱(180cm以上)は、直径が8mm〜11mm程度の細いものが主流です。

また、鋼管の肉厚(金属部分の厚み)が薄いため、

きゅうりの重量負荷がかかると「くの字」に折れ曲がってしまうことがあります。

これを防ぐためのテクニックが「バンドリング(束ね技)」と「ウィグワム(三角錐構造)」です。

※横にスクロールしてご覧ください

100均資材の課題解決策(強化テクニック)期待できる効果
支柱が細くて弱い
(8mm〜11mm)
【3本束ね術】
細い支柱を3本束ねて、ガムテープや結束バンドで3〜4箇所をきつく縛り、1本の太い柱として使用する。

【三角錐組み(ウィグワム)】
3本の支柱をテントのように三角に組み、頂点を固定する。
単独では曲がる支柱も、束ねることで強度が3倍以上に。三角構造は物理的に最強の安定性を誇り、風にも強くなる。
ネットのサイズが小さい
(例:90cm×180cm)
【連結テクニック】
同じネットを2枚購入し、隣り合う網目を結束バンドで1つずつ丁寧に繋ぎ合わせる。
※隙間ができるとツルが迷子になるので、10cm〜15cm間隔で細かく留めるのがコツ。
大型プランターや背の高い栽培にも対応可能な「特大ネット」を自作できる。コストは200円で済む。
留め具(パッカー)が外れやすい【クロスバンド活用】
100均でも売っている「クロスバンド」を使用するか、結束バンド(インシュロック)で十字に固定する。パッカーだけに頼らない。
強風時の振動によるパーツの脱落を防ぎ、構造体全体の剛性を維持する。

特に「結束バンド(インシュロック)」は、100均園芸における最強の武器です。

私が必ず常備しているのは、長さ20cm以上で「耐候性(黒色)」と書かれたタイプです。

白い結束バンドは紫外線に弱く、屋外で使用するとワンシーズン持たずにパキッと割れてしまうことがありますが、

黒色は紫外線吸収剤が含まれているため長持ちします。

また、ダイソーなどで売られている「棚ッカー」などの専用ジョイントパーツも便利ですが、

サイズが合わないとグラグラすることがあります。

その点、結束バンドなら支柱の太さを問わずガッチリと締め上げることができるので、

汎用性が高いのです。

余った部分はニッパーで切り取れば、見た目もスマートに仕上がりますよ。

おすすめアイテム:高耐久の黒色結束バンド
ホームセンターやネットでまとめ買いしておくと、園芸だけでなくDIYにも使えて便利です。

 

 

マンションのベランダで安全に張る方法

避難ハッチや隔て板を塞がない配置や、手すりの外に出さないなどのベランダ栽培の安全ルール図解。
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マンションやアパートのベランダで家庭菜園を楽しむ場合、戸建ての庭とは異なる「絶対的なルール」が存在します。

それは、自分だけの空間ではなく、共有部分であり、緊急時の避難経路でもあるという点です。

また、高層階になればなるほど風の影響を強く受けるため、安全対策は最優先事項となります。

まず、法的・規約的な側面から確認しましょう。

消防法では、ベランダの「隔て板(隣家との境界にある蹴破り戸)」や「避難ハッチ(避難はしご)」の付近に、

避難の妨げとなる物品を置くことを禁止しています。

きゅうりのプランターやネットがこの経路を塞いでしまうと、

万が一の火災時に逃げ遅れる原因となったり、消防点検で撤去を求められたりすることがあります。

ベランダ栽培の鉄則:配置ルール

  • 隔て板の前は空ける: 緊急時に蹴破って隣へ逃げられるよう、板の前には何も置かない。
  • 避難ハッチの上に乗せない: ハッチの蓋の上はもちろん、開閉の邪魔になる位置には置かない。
  • 手すりの外側は厳禁: ネットやハンギングバスケットを手すりの外側(空中)に出すのは落下リスクがあるため絶対にNG。すべての資材は手すりの内側に収めること。

次に、風対策です。ベランダは「ビル風」と呼ばれる特有の突風が吹き抜けることがあります。

地面に置いたプランターでも、葉が生い茂ったきゅうりのネットは帆船の「帆」のような役割を果たし、

風をまともに受けて転倒しやすくなります。

プランターが倒れると、土が散乱して排水溝を詰まらせたり、

最悪の場合、風に飛ばされた資材がガラスを割ったりする事故につながります。

これを防ぐためには、プランターとネットを建物自体に固定する「フェイルセーフ(二重の安全策)」が必要です。

具体的には、支柱の上部をベランダの手すりや物干し竿受けの金具などに、丈夫な紐で結びつけておきます。

もし結べる場所がない場合は、プランターの足元にレンガや水を入れたペットボトルを重石として置き、

重心を下げてください。プランタースタンドを使用する場合も、スタンドごと紐で固定することをおすすめします。

日当たりに関しても工夫が必要です。コンクリート手すり(腰壁)のあるベランダの場合、

足元はほとんど日が当たりません。

きゅうりの苗が小さいうちは日照不足になりがちなので、ブロックやスタンドを使ってプランターの位置を高くし、

手すりの影から出してあげることが、初期生育を成功させる鍵となります。

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支柱なしで窓際に設置する吊り下げ式

窓枠(サッシ)にフックをかけ、水入りペットボトルを重りにしてネットを張る吊り下げ仕立てのイラスト。
saien-Labo

「ベランダが狭くて、大きな支柱を立てるスペースなんてない!」という方も諦めないでください。

そんな時に活躍するのが、支柱を使わずにネットを上から吊るす「吊り下げ式(カーテン式)」です。

これは、軒下の物干し竿や、窓枠(サッシ)に取り付けたフックを利用して、

ネットを暖簾(のれん)のように垂らす方法です。

グリーンカーテン(緑のカーテン)としても人気があり、夏場の室温上昇を抑えるエコな効果も期待できます。

設置の手順は非常にシンプルですが、いくつかのコツがあります。


ステップ1:上部アンカーの確保

まず、ネットを吊るすための支点を作ります。最も簡単なのは、物干し竿を利用することです。

ネットの上部に通した紐や、専用のリングクリップを使って物干し竿に固定します。

物干し竿がない場合は、窓のサッシ枠に取り付ける「すだれハンガー」や「オーニング用フック」を使用します。

これらはホームセンターや100均でも入手可能ですが、

耐荷重(何キロまで耐えられるか)を必ず確認してください。

きゅうりの全重量を支えることになるため、マグネットタイプよりも、ネジ式や締め付け式の強力な固定フック が安心です。

ステップ2:ネットの吊り下げと長さ調整

確保した支点にネットを吊るします。

このとき、プランターの位置まできちんと届くか長さを確認しましょう。

もし長さが足りない場合は、ネットの上部に長めの紐を足して調整します。


ステップ3:下部の固定とテンション付与(最重要)

ここが吊り下げ式の成功を左右するポイントです。

ただ吊るしただけでは、風でネットがふわふわと揺れてしまい、きゅうりのツルが安定して巻き付くことができません。

また、風に煽られたネットが窓ガラスにバンバン当たると、

植物も傷みますし、騒音の原因にもなります。

必ずネットの下端を固定して、ピンと張った状態(テンションがかかった状態)を維持してください。

プランターに紐で結びつけるのが基本ですが、プランターが軽いと持ち上がってしまうことがあります。

おすすめは、2リットルのペットボトルに水を入れたものを2本用意し、

ネットの両端の下部に紐で結びつけて「重り(アンカー)」としてぶら下げる方法です。

これなら、常に下方向への力が加わり、ネットが美しく垂直に保たれます。

ワンポイントアドバイス
吊り下げ式の場合、きゅうりのツルが上へ上へと登っていき、

最終的には手が届かない高さ(2m以上)になってしまうことがあります。

収穫が大変になるので、自分の身長より高い位置まで伸びたら、早めに先端を摘芯(カット)して、

横に広げるように誘引すると管理が楽になりますよ。


成長に合わせた支柱の高さと強度の確保

きゅうりの成長力は凄まじく、夏の最盛期には1日で3cm〜5cm、時にはそれ以上伸びることもあります。

最初に設置した150cm程度のセット支柱では、

植え付けから1ヶ月もしないうちに天井(支柱の頂点)に到達してしまうことがよくあります。

「しまった、もっと高い支柱にしておけばよかった」と後悔しないために、

成長段階に合わせた高さ管理と強度の確保について知っておきましょう。

まず、最初から設置する支柱の高さは、可能であれば180cm〜210cmを確保するのが理想です。

これは、成人の身長よりも少し高い位置まで誘引できるスペースを作るためです。

しかし、ベランダの天井の高さや、自身の身長(作業のしやすさ)との兼ね合いもあるでしょう。

もし150cm程度の支柱しか用意できなかった場合は、「継ぎ足し」か「摘芯」のどちらかで対応します。


プランA:継ぎ足し支柱で高さを出す

100均やホームセンターには、既存の支柱に連結して長さを延長できる「継ぎ足し用支柱」や「ジョイントパーツ」が売られています。

これを使えば、後から高さを足すことができます。

ただし、継ぎ目は構造的に弱くなるため、風で折れやすくなるリスクがあります。

継ぎ足した部分は、必ず添え木をするか、結束バンドでガッチリと補強し、グラつきがないか定期的に確認してください。


プランB:摘芯(てきしん)で高さを抑える

支柱の高さまで育ったきゅうりの先端をカット(摘芯)し、子づるを横に広げて育てる方法の解説図。
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無理に高くするよりも、植物のコントロールで対応する方が安全かつ現実的です。

親づる(メインの茎)がネットの最上部に達したら、その先端をハサミで切り落とします。

これを「摘芯(ピンチ)」と呼びます。

成長点を失ったきゅうりは、行き場をなくしたエネルギーを「子づる(わき芽)」や「果実の肥大」に回すようになります。

摘芯後は、葉の付け根から出てくる子づるを横方向に誘引していけば、高さはそのままに、ネットの横幅いっぱいに葉を茂らせることができます。

この方法は、高所作業が不要になるだけでなく、収穫位置が低くなるため、

日々の管理が非常に楽になるというメリットもあります。

また、農林水産省の資料によると、きゅうりの根は地下30cmくらいの表層部分に横に広がって分布し、

酸素要求量が大きいという特性があります

(出典:農林水産省『第1節 きゅうり』)。

つまり、地上部のネットを高くして茎葉を茂らせすぎると、根の酸素吸収が追いつかなくなったり、

プランター内の根詰まりを起こしたりする可能性があるのです。

限られた土の量であるプランター栽培では、欲張って巨大化させるよりも、

適度な高さ(180cm程度)で摘芯し、こまめに整枝して風通しを良くしてあげる方が、

結果的に長く健康に収穫を楽しめるコツと言えるでしょう。


実例で学ぶきゅうりプランターネットの張り方

基本的な張り方をマスターしたら、次はもう少し踏み込んだ、応用的なテクニックを見ていきましょう。

「見た目にもこだわりたい」「とにかく風に強くしたい」「頻繁に移動させたい」など、

あなたのライフスタイルや好みに合わせた最適なスタイルが見つかるはずです。


庭をおしゃれに見せる麻ひもの誘引術

「せっかくの家庭菜園、緑色のプラスチックネットだとどうしても生活感が出てしまって、庭やベランダの雰囲気に合わない…」

そんなお悩みをお持ちの方には、自然素材である「麻ひも(ジュート)」を使った誘引術をご提案します。

これは、プラスチック製のネットを使わず、支柱の枠組みに対して麻ひもを自分で張り巡らせる方法です。

麻ひもの茶色は、植物のグリーンやウッドデッキ、テラコッタの鉢と非常によく馴染み、

まるでカフェのガーデニングのようなナチュラルでおしゃれな雰囲気を演出してくれます。

作り方は簡単で、縦支柱と横支柱の枠ができたら、麻ひもを縦方向に20cm間隔、横方向に20cm〜30cm間隔で格子状に結んでいくだけです。

あえて几帳面に四角くせず、少しランダムな間隔にしたり、放射状に張ったりしてもデザイン性が高まります。

さらに、麻ひも誘引には「片付けが圧倒的に楽」という実用的なメリットもあります。

通常のナイロン製ネットの場合、栽培終了後に枯れたツルや巻きひげをネットから取り外す作業は非常に手間がかかります。

ネットを再利用しようとすると、絡まったツルを一つ一つ手で解かなければなりません。

しかし、麻ひもの場合は、植物由来の素材なので、栽培が終わったら紐ごとハサミでジョキジョキと切って、

きゅうりの残渣(ざんさ)と一緒に「燃えるゴミ」として捨てることができるのです(※自治体の分別ルールに従ってください)。

土に埋めれば分解されるエコな素材でもあります。

ただし、天然素材ゆえに、雨風にさらされるとシーズン後半には強度が落ちて切れてしまうことがあります。

きゅうりの重さを支えるメインの縦ひもには、太めの麻ひも(3mm以上) を使うか、2本束ねて使うなどの工夫をすると安心です。


強風に強い合掌式とスクリーンの違い

風に強い三角形の合掌式と、省スペースで移動可能な円筒形のあんどん式の構造イラスト。
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プランターを2つ以上並べて栽培できる広めのスペースがあるなら、

プロの農家さんも採用している最強の耐風構造、「合掌式(がっしょうしき)」に挑戦してみる価値があります。

これは、2つのプランターを平行に置き、それぞれの支柱を内側に傾けて、上部で交差させる方法です。

横から見ると「A」の字、あるいは手を合わせた形(合掌)に見えることからこう呼ばれます。

合掌式の最大の特徴は、構造力学的に極めて安定した「トラス構造(三角形)」を作り出せることです。

三角形は外からの力に対して形が崩れにくい形状であるため、台風並みの強風が吹いても、

支柱自体が踏ん張って倒壊を防いでくれます。

スクリーン仕立て(直立式)が風を「面」でまともに受けてしまうのに対し、

合掌式は風をうまく受け流し、かつ自立する力が強いため、転倒リスクは格段に低くなります。

これがあると楽!菜園クロスバンド
支柱を斜めに交差させるとき、紐で結ぶのは大変ですが、このジョイントがあればパチっと留めるだけで強力に固定できます。

合掌式のメリットまとめ

  • 圧倒的な耐風性: 支柱が互いに支え合うため、強風でも倒れにくい。
  • 収穫作業が楽: きゅうりの実は重力に従って斜め下にぶら下がる形になるため、葉の陰に隠れにくく、見つけやすい。

    また、実が真っ直ぐに伸びやすく、曲がり果が減る効果も期待できます。
  • 空間効率が良い: トンネルの内側空間ができるため、通気性が確保され、病気の原因となる蒸れを防げます。

設置には、プランターを2つ置くスペースと、4本以上の長い支柱、

そして頂点を固定するための「合掌用ジョイント」や紐が必要です。

もしプランターが1つしかない場合でも、プランターをまたぐように地面に支柱を挿して合掌型にする方法もあります

(ただし、地面に支柱が刺さる環境が必要です)。

スペースに余裕があるなら、ぜひこの「プロ仕様」の構造を取り入れてみてください。


狭い場所でも可能なあんどん仕立ての手順

「あんどん仕立て(行灯仕立て)」と聞くと、朝顔の栽培を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、

実はきゅうり栽培にも非常に有効なスタイルです。

これは、プランターの四隅(または円周上)に3〜4本の支柱を立て、それらをリング状の部材で連結して円筒形の塔を作る方法です。

このスタイルの最大の武器は、「コンパクト」かつ「モバイル(移動可能)」であることです。

スクリーン仕立てや合掌式は一度設置すると動かすのが困難ですが、

あんどん仕立てなら、プランターという独立したユニットの中で完結しているため、いつでも好きな場所に移動できます。

例えば、「大型の台風が接近しているから、今夜だけ玄関の中に避難させたい」

「真夏の西日が強すぎて葉が萎れているから、午後は日陰に動かしたい」といった状況に柔軟に対応できるのです。

これは、気候変動が激しい昨今の夏において、大きなアドバンテージとなります。

作り方は簡単です。

  1. プランターの縁に沿って、150cm〜180cmの支柱を3本または4本立てます。
  2. 市販のリング支柱セット や、太めのワイヤーで作った輪を、支柱の上・中・下の3箇所程度にはめて固定し、柱が広がらないようにします。
  3. その周りにネットを巻き付けて結束バンドで止めるか、麻ひもを一番下から螺旋(らせん)状にぐるぐると上まで巻き上げていきます。

きゅうりのツルは、この螺旋状のひもを伝って、くるくると回りながら登っていきます。

限られた縦のスペースを有効に使いながら、360度どこからでも日が当たるため、光合成の効率も悪くありません。

狭いベランダや、軒先のちょっとしたスペースで育てたい方に最適の方法です。


ネットがたるまない張りひもの結び方

上段(サスペンション)、中段(スタビライザー)、下段(アンカー)の3箇所にひもを通してネットをピンと張るテクニック。
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いざネットを張り終えて満足していたら、数日後にきゅうりが成長するにつれてネットがだらーんと垂れ下がり、

みっともない姿になってしまった…という失敗はよくあります。

これは、ネットの網目(糸そのもの)を直接フックや支柱に引っ掛けていることが原因です。

園芸ネットの糸は細くて伸縮性があるため、果実の重みや風の力で簡単に伸びてしまうのです。

ネットをシーズン通して「ピン!」と美しく張り続けるためのプロの技、

それが「張りひもの三段活用」です。

ネットそのものではなく、伸びにくい材質(太めのビニール紐やロープ)を通し、その紐でテンションを管理します。

  • 上段ひも(サスペンション): ネットの一番上の網目に通すひも。ここが最も重要です。

    きゅうり全体の重量(数kg〜10kg)をここで支えます。

    左右の支柱にこれでもかというくらい強く結びつけ、ピンと張ります。
  • 中段ひも(スタビライザー): ネットの中間地点に通す、あるいは支柱の中間地点でネットを固定するひも。

    風を受けたときにネットが帆のように膨らむ(はらむ)のを防ぎます。
  • 下段ひも(アンカー): ネットの一番下の網目に通すひも。

    これを下方向にグイッと引っ張りながら固定することで、ネット全体に縦方向のテンションを与えます。

    ツルが地面に垂れ下がるのを防ぐ役割もあります。

さらに、支柱にひもを結ぶ際、普通のかた結びや蝶結びだと、ツルツルした支柱の表面を滑って落ちてきてしまうことがあります。

ここで覚えておきたいのが、「巻き結び(クローブヒッチ)」というロープワークです。

支柱に紐を回して交差させ、その下をくぐらせるだけの簡単な結び方ですが、

荷重がかかればかかるほど結び目が締まる特性があり、滑り落ちにくくなります。

位置の微調整も簡単なので、YouTubeなどで「巻き結び 結び方」と検索して、

ぜひマスターしてみてください。これひとつで、作業効率と仕上がりの安定感が劇的に変わります。

結ぶのが苦手な方へ
「紐を結ぶのは面倒…」という場合は、

支柱とネットを挟むだけで固定できる「園芸用クリップ」が便利です。

100均にもありますが、専用品は保持力が違います。


成功へと導くきゅうりプランターネットの張り方

支柱の太さ、固定、ネットのテンションなど、失敗しないための重要ポイントをまとめたチェックリスト。
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きゅうりのプランター栽培において、ネット張りは単なる「準備作業」ではありません。

それは、これから数ヶ月間にわたって植物が生活するための「家の骨組み」を作る、建築のような工程です。

この骨組みがしっかりしていれば、きゅうりは安心してツルを伸ばし、

葉を広げ、たくさんの美味しい実をつけてくれます。

逆にここが不安定だと、植物はストレスを感じ、栽培管理も煩雑になり、最終的な収穫量にも響いてきます。

今回ご紹介したように、正解は一つではありません。

「コストを抑えたいなら、100均資材を束ねて強化する」 「ベランダが狭いなら、吊り下げ式やあんどん仕立てを選ぶ」

「風が強い地域なら、合掌式でガッチリ守る」 「おしゃれに楽しみたいなら、麻ひもでデザインする」

大切なのは、ご自宅の環境(広さ、日当たり、風当たり)と、

ご自身の優先順位(コスト、見た目、手軽さ)に合わせて、ベストな方法を選択することです。

まずは無理のない範囲で、安全第一に設置してみてください。

しっかりと張られたネットに、元気なきゅうりのツルが巻き付き、黄色い花が咲き、

緑の実がぶら下がる様子を見るのは、家庭菜園ならではの大きな喜びですよ。

正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、強風対策や設置の安全性については、

お住まいの建物の管理規約を優先し、最終的な判断は専門家にご相談ください。

記事中で触れた「剪定(整枝)」などの管理作業については、以下の動画も参考になります。

ネットを張った後のツルの管理イメージが湧きやすくなりますよ。

参考動画: 子づるの摘芯・剪定作業〜初心者も分かるきゅうりの育て方〜

この動画は、ネットを張った後にきゅうりのツルをどう誘引し、どの枝を切れば長く収穫できるかを視覚的に解説しており、ネット張りの目的である「整枝」を理解するのに非常に役立ちます。

    -きゅうり, プランター栽培, 栽培方法